ガンホーOE、第3四半期は営業益2.5倍の24億円…「パズドラ」中心にモバイル事業が急成長!

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、この日(11月8日)、第3四半期(1~9月期)の連結決算は、売上高116億9900万円(前年同期比65.9%増)、営業利益24億1100万円(同149.7%増)、経常利益24億7500万円(同71.2%増)、四半期純利益28億1700万円(同123.8%増)だった。 「パズル&ドラゴンズ」を中心とするスマートフォンアプリが業績拡大のけん引役となった。モバイル関連の事業はいまやガンホー社の売上の半分となるまでに急成長を遂げたことになる。また売上高100億円、営業利益20億円弱とする日本経済新聞の報道を上回る着地となった。文句の付け所のない好決算といえよう。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■モバイルコンシューマ事業は、売上高58億6300万円(前期比7.2倍増)、営業利益17億9400万円(前年同期4億5200万円の赤字)だった。スマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」がトップセールス1位を獲得し、9月18日からGoogle Playもサービスを開始した。さらに9月10日より「クレイジータワー」のサービスも開始し、新感覚のゲーム性や独特の世界観が人気となり、同月28日付のGooglePlay「人気の新着(無料)」ランキングで1位を獲得した。このほか、「戦国テンカトリガー」や「ラグナロクオンライン Mobile」、「ケリ姫クエスト」、PlayStationVita向けの「Dokuro」「orgarhythm」「ピコットナイト」なども寄与した。 ■PCオンライン事業は、売上高60億2400万円(同6.1%減)、営業利益11億9900万円(同36.8%減)だった。「ラグナロクオンライン」が未だ安定した人気を誇っているほか、「エミル・クロニクル・オンライン」「トイ・ウォーズ」も堅調に推移した。   ■2012年12月期の見通し 2012年12月期の業績見通しについては非開示としている。同社では、連結子会社で米国NASDAQ市場に上場しているGRAVITYが業績予想を開示しない方針としているため。