ガーラ、第3四半期決算はオンラインゲーム不振で減収・赤字幅拡大…スマホに経営資源集中

ガーラ<4777>は、2月13日、第3四半期(2012年4-12月期)の連結決算を発表し、売上高19億4900万円(前年同期比41.4%減)、営業損益6億3400万円の赤字(前年同期1900万円の赤字)、経常損益6億4100万円の赤字(同3200万円の黒字)、四半期純損益6億0100万円の赤字(同2億4200万円の赤字)だった。     同社では、オンラインゲーム事業の主力ゲームの売上高が全セグメントで減少したため、としている。既存タイトルゲームのユーザーが減少傾向にあり、新規会員や新規タイトルのユーザー獲得の鈍化により、売り上げが回復しなかったほか、販売管理費の圧縮が進んたものの、売上高減少に伴う利益減少分を補うに至らなかったとのこと。 この結果、全セグメントがセグメント赤字を計上することになった。 日本は売上高4億8400万円(同17.4%減)、セグメント損益2億3200万円の赤字(同2億1400万円の赤字)、米州が売上高4億7600万円(同46.4%減)、セグメント損益2億0500万円の赤字(同5200万円の黒字)、欧州が売上高9億6900万円(同40.9%減)、セグメント損益6800万円の赤字(同1億7700万円の黒字)、韓国が売上高4億3500万円(同43.0%減)、セグメント損益1億2100万円の赤字(同5200万円の赤字)だった。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期の業績予想は非開示。同社では、主な事業であるオンラインゲーム事業における新規オンラインゲームのサービス開始や、新規事業であるスマートフォンアプリ事業における業績予想が極めて困難であることを理由にあげている。 同社では、今後、オンラインゲーム子会社Gala-Net株式を15億5900万円に譲渡する一方、スマートフォンアプリの展開を強化することで、来期以降の収益回復を図る考えだ(関連記事)。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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