グリー<3632>は、本日(3月15日)、「GREE」で未成年の一部ユーザーに対し、設定した上限額を超えて課金していた問題で、上限を超えて利用できる状態が2月28日をもって解消したことを明らかにした。
発表によれば、フィーチャーフォンとスマートフォン版「GREE」で、未成年のユーザーが、GREEプリペイドカードを除く決済手段を選択していた場合、15歳以下は月間5000円まで、16~19歳は月間1万円までという制限を超えて決済できる状況だった。
この問題に対し、グリーでは、フィーチャーフォン版で楽天Edyとクレジットカード決済の障害を昨年解消し、他社決済システムとの接続における不具合も1月18日に解消し、「GREE」の月額コースの決済の障害も2月28日に解消した、としている。
なお、グリーの調査で、2012年4月1日~2013年2月28日の期間、5423名の未成年ユーザーに合計4910万4235円の超過課金を行なっていたことが判明。個別にメールで通知し、超過金の返還を実施している。3月11日現在、714名に1824万5185円を返還し、今後も実施するとともに、その状況を「GREE」とコーポレートサイト上で公開するとのこと。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632