ソフトバンクモバイル、ガンホーを1株34万0276円でTOB…連結子会社に

ソフトバンク<9984>は本日(3月25日)、連結子会社ソフトバンクモバイルがガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>株式7万3400株(発行済株式の6.37%)を34万0276円で公開買付(TOB)により取得することを明らかにした。 ガンホーの取締役会は、TOBに対して、賛同意見を表明したものの、買付価格の妥当性については意見を留保し、本公開買付けに応募するか否かについては、株主の判断に委ねるとしている。今回、ソフトバンクモバイルは、ガンホーの第3位株主であるアジアングルーヴ合同会社が所有する株式を一部取得するが、公開買付け後も上場は維持される見通し。 またソフトバンクの代表取締役社長で、公開買付者の代表取締役社長兼CEOである孫正義氏は、ガンホーの代表取締役会長である孫泰蔵氏が代表取締役を務める、第2位の大株主であり、孫泰蔵氏の資産管理会社ハーティスとの間で、4月1日付で「質権実行の猶予に係る議決権の行使に関する覚書」を締結する。 この覚書により、ソフトバンクが全ての議決権を所有するソフトバンクBB(所有株式数:387,440株、所有割合:33.63%)とソフトバンクと緊密な関係がある孫正義氏と合わせて、株式の議決権の過半数(60万0520株・所有比率52.13%)を占めることとなり、ソフトバンクの持ち分法適用会社から連結子会社となる見通し。