セルシスの3Dアニメ制作ソフト「CLIP STUDIO ACTION」がUnityとの連携機能を強化

​セルシスは、本日(7月8日)、3Dアニメーション制作ソフトウェア「CLIP STUDIO ACTION」のアップデートを行い、最新バージョン(Ver.1.1.6)を公開した。今回のアップデートにより、作成された3DアニメーションデータをUnityで活用するための新しい機能を利用できるという。

主なアップデート内容は以下のとおり(リリースからの抜粋)。

1. キャラクターごと書き出せるFBX書き出し機能

Ver.1.1.6では、FBX書き出し機能を拡張し、アニメーションをキャラクターデータなどを含んだFBXとして書き出せるようになりました。それらをUnityに読み込んで、素材として活用できます。CLIP STUDIOから利用できる「素材をさがす」内では、商用利用も可能なロイヤリティフリーの3Dキャラクターデータ・3D小物データ・ポーズ/モーションなど、多数の素材が提供されており、それらを組み合わせてACTIONで書き出したFBXも、Unityに読み込んで素材として利用できます。
 

また、今回Unity Technologies Japanのキャラクター「ユニティちゃん」を、「CLIP STUDIO」で提供されているライセンス素材の中で唯一、FBX書き出し可能なモデルとして公開いたしました。
 



2. CLIP STUDIO ACTION で制作されたアニメーションをUnity で自由に再生制御するためのプログラムを提供

Ver.1.1.6 のアップデートに併せ、ACTION で作成されたシーン全体をUnity に読み込めるパッケージ「Unity 用インポート・再生パッケージ」の機能も拡張されました。Unity 用インポート・再生パッケージは、ACTION から書き出したアニメーションをUnity で読み込むためのUnity 用プログラムパッケージです。
 

最新のパッケージには、ACTION から書き出したアニメーションのカメラや再生速度などをUnity で自由に制御できるプログラムを追加しました。そのプログラムには、当社がUnity を使用して開発した、ACTION から書き出されたアニメーションを閲覧するためのビューア「CS Viewer for ACTION」のソースコードが含まれます。

最新のパッケージを利用することによりUnity 開発者は、ACTION から書き出されたアニメーションを、Unity で作成されたコンテンツに動的に読み込むようなアプリケーションを開発可能になります。例えば、ACTION で他者が作成したアニメーションを、Web 経由で読み込んで動作するようなスマートフォン向けアプリケーションなども開発することができます。



■関連サイト
 

「CLIP STUDIO ACTION」




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