Netmarble Gamesは、7月23日、アメリカのモバイルゲーム会社 Social Gaming Network（以下SGN）に1億3千万ドルを投資し、最大株主となったことを発表した。今回の投資を機に、両社はグローバルゲーム市場の攻略のための戦略的パートナーシップを締結。ネットマーブルはSNGと協力し北米およびヨーロッパ市場を攻略するとし、SGNもまたネットマーブルを通じてアジア市場への進出を果たす。経営はSGNの創業者である現在の経営者3名が独立性を維持しつつ続投。
SGNは世界最大規模のインターネットコミュニティサイトとして知られる『Myspace』の創立者であるクリス・デウルフ（Chris DeWolfe）とアバー・ウィットコム（Aber Whitcomb）、FOXの元経営陣であるJosh Yguadoが設立したモバイルゲーム会社で、EAやソニー・コンピュータエンタテインメント, マクシス、ジンガなど有名ゲーム会社出身のキャリアを持つ開発スタッフを多く有している。
またSGNは北米・ヨーロッパ地域で売上10位内にランキングしている『クッキージャム』をはじめ、『パンダポップ』や『ザ・ブック・オブ・ライフ』、『ジュースジャム』などの人気ゲームを配信しており、ゲームアプリのダウンロード件数は合計5億件、月間利用者数(MAU) 3千万人を上回る記録を持っている。
現在はカジュアル・パズルゲームジャンルでKing社に続き全世界市場占有率2位を記録しており、急成長を遂げているモバイルゲーム会社。
■ネットマーブルゲームズのYoung-Sik, Kwon代表 コメント
『北米・ヨーロッパ地域でのカジュアルゲーム市場をけん引し目覚ましい成果を上げ急成長を遂げているSGNはグローバル市場で検証された開発力と、売上上位のゲームをサービスした経験を持っている。さらに豊富なグローバルマーケティングの経験も兼ね備えているため、北米・ヨーロッパへの進出を計画しているネットマーブルゲームズにとっては最適のパートナー』
■SGN代表のクリス・デウルフ(Chris DeWolfe, CEO)コメント
『急成長しているアジアのモバイルゲーム市場で卓越した成果を収めているネットマーブルゲームズとの協業を通じてSGNのゲームをアジアに紹介し成功を遂げることを期待する。北米・ヨーロッパ市場で成功したノウハウでネットマーブルゲームズのグローバル進出を積極的に後押ししたい』
ネットマーブルゲームズでは、中国・アジアのパートナーシップを共有し、パブリッシングのノウハウと技術交流を通じてSGNのゲームがアジアで成功できるよう積極的にサポートするとしている。
ネットマーブルゲームズのSeung-Won,Leeグローバル事業総括副社長は『このたびのパートナーシップを通じてネットマーブルゲームズはグローバルパブリッシング構造を完成させることになる』とし、『これをもとに、多くの開発社やIP（知的財産権）を有する企業とのつながりを強め積極的に事業を展開し、特に海外ゲームのパブリッシングのための投資を拡大しつづけていきたい』と語った。
ネットマーブルゲームズは、近頃ウォルト・ディズニー社と契約を結び、マーベル社のIPを活用したモバイルアクションRPG『マーベル・フューチャーファイト』で成功を収めており、本格的にグローバル市場攻略に着手している。
