ニフティ、第3四半期は経常益2.2倍に拡大 ISP事業の効率化とニフティクラウド好調で 通期予想上方修正

 ニフティ<3828>が1月26日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の連結業績は、売上高781億3700万円(前年同期比3.1%増)、経常利益28億3500万円(同1129.3%増)、四半期純利益14億9200万円(同116.5%増)だった。  同社では、主力のISP事業で、ブロードバンド接続会員が3万人減の183万人となったものの、サポート運営費用の削減やFTTH会員の効率的獲得など拡販費が減少した。また、Webサービス事業では、検索連動型広告やタイアップ広告が伸長した。ニフティクラウドについても導入企業数が大きく増加し、2010年12月末で前期末比505社増の600社になった、とのこと。  同時に、2011年3月通期の業績予想を上方修正し、売上高1036億円(前回予想と変らず、前期比1.6%増)、経常利益34億円(同32億円、同30.5%増)、当期純利益16億5000万円(同16億円、同14.9%増)とした。同社では、ニフティクラウドと検索連動型広告などWebサービス事業の売り上げ拡大や効率化促進によるコスト削減が寄与したため、としている。