FGO Projectが2日間にかけて開催している「Fate/Grand Order Fes. 2019 カルデアパーク」において、3日のグランドキャッスルステージにおいて催された「クリエイターズトーク」のコーナーで、データをもとにユーザーの動向を探った調査結果報告と、今年の夏イベントにおける新サーヴァントの発表が行われた。その内容をレポートする。
登壇したのは、アニプレックスより渡辺氏。ディライトワークスより、カノウヨシキ氏、バスター石倉氏、安生真氏、金沢利行氏の全5名だ。会場内のインフォメーションを伝えたあとは、開発担当スタッフ安生氏に、こだわって作った部分について深堀りしていく。
最初に安生に投げられた質問は、最近で最もこだわって作ったサーヴァントについて。安生氏は3択問題を用意し、拍手によって客席に回答さえてから、その答えを発表していった。この質問における選択肢は以下の通り。
①:カーマ
②:魔王信長
③:カルナ
会場の答えは、やや魔王信長が優勢に見えたが、この答えはカーマ。再臨によって宝具のパターンが大きく変わるだけでなく、ボスのバージョンも含めると、膨大な量になるため、苦労したようだ。次は、こだわって作ったバトルエフェクトについての質問。再び3択で客席に回答を求めた。
①イルカ:ジャンルダルク(アーチャー)
②水銀:始皇帝、ライネス
③文字バルカン:紫式部
これもかなり回答はばらけたが、正解は②の水銀だった。VFXにおける流体表現のむずかしさから、水銀の研究に多くの時間を費やしたと語っていた。しかし、そこでの研究成果が活き、のちに追加したライネスでは、スムーズに水銀の表現を導入できたようだ。
その後の「データでわかるFGO」のコーナーでは、2019年1月から7月までに追加されたサーヴァントのなかから、最も聖杯がささげられたサーヴァントのランキングが、石倉氏から発表された。
1位:長尾景虎
2位:グレイ
3位:アスクレピオス
4位:アルジュナ(オルタ)
5位:カーマ
長尾景虎は、最も直近のイベントで配布されたサーヴァントであり、2か月にも満たない短期間で1位に上り詰めた。人気の高さがうかがえる結果となった。
再びインフォメーションを挟んだのち、「ちょこっと最新情報」として公開されたのは、『FGO』2019年夏イベントにおける、新規サーヴァントと新規霊衣の一部だ。今年、イベントで水着として登場するのが確定したのが、☆5宮本武蔵、☆4カーミラ、☆4刑部姫の3名だ。
▲武蔵の宝具演出の1シーン。
男性サーヴァントのなかから、別衣装となる霊衣が追加されるのは☆3風魔小太郎、☆4ジークフリート、☆5マーリンの3名が公開された。
イベントの開催時期は2019年8月の下旬を予定しており、参加条件は「得意点F 炎上汚染都市冬木」のクリアとなる。
(取材・文 ライター:宮居春馬)
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