HEROZ、第2四半期(5~10月)決算は売上高7億2900万円、600万円の営業赤字を計上 エンタメ領域でのゲーム終了などが影響 研究開発費や採用強化など先行投資も

  • HEROZ<4382>は、12月10日、2022年4月期の第2四半期累計(5~10月)の決算(非連結)を発表、「収益認識に関する会計基準」を適用した影響で前年同期との比較はないものの、各利益項目とも赤字計上にとどまっている。

    売上高7億2900万円
    営業損益600万円の赤字
    経常損益1200万円の赤字
    最終損益1000万円の赤字

    AI(BtoC)サービスにおいては、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の活性化やメディア露出などの影響もあり、AIによるサポート機能などを搭載したスマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』が引き続き安定した収益を上げた。

    AI(BtoB)サービスにおいては、同社のディープラーニングなどの機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に「HEROZ Kishin」を拡販しているが、第2四半期期間のAI(BtoB)サービスに関する売上は、エンターテインメント領域におけるゲーム終了などの影響により、前年同期と比較して減少した。

    また、高度な機械学習アルゴリズム開発・プロダクト開発のための技術研究強化に加えて、機械学習用サーバなどの設備の購入に伴う減価償却費・通信費の増加、体制変更に伴う採用強化による採用教育費の増加、中長期的な成長戦略を実現するための先行投資などによって、売上原価・販売費、一般管理費が増加した。

    ■通期予想は変更なし
    なお、2022年4月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。
    ※「収益認識に関する会計基準」を適用した影響で前年同期との比較はなし。

    売上高17億円
    営業利益1億円
    経常利益9000万円
    最終利益6300万円

HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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