【ゲーム株概況(1/11)】1Q好決算のメディア工房が続伸 グリーにメタバース関連で関心 新作『アリスフィクション』発表もワンダープラネットは安値更新

  • 3連休明けとなる1月11日の東京株式市場では、日経平均は3日続落となり、前日比256.08円安の2万8222.48円で取引を終えた。引き続き米国の金融引き締めへの警戒感が強いほか、国内で新型コロナウイルスのオミクロン型の新規感染者数が急増していることを嫌気し、終日軟調な推移となった。

    そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アピリッツ<4174>が大幅続伸し、グリー<3632>やenish<3667>が買われた。特に目新しい材料が出てきたわけではないものの、グリーはメタバース関連として市場の関心を集めやすくなっているようだ。

    周辺株では、占いコンテンツ事業とメディア事業の統合やゲームコンテンツ事業からの実質撤退など収益モデルの再構築が奏功し、2021年8月期決算をの黒字転換を達成したメディア工房<3815>が今期の第1四半期決算も好スタートを切り、商いを伴って続伸した。

    半面、東映アニメ<4816>が6日続落となり、ギークス<7060>や壽屋<7809>、マイネット<3928>なども安い。

    ワンダープラネット<4199>は、前場引け後に開発コードネーム『DELIGHT』として開発していた新作スマートフォンゲーム『アリスフィクション』を2022年夏に配信することを発表し、後場寄りで1612円まで買われる場面があったものの、その後値を消し、前週末に続く上場来安値更新となった。

株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
企業データを見る
ワンダープラネット株式会社
http://wonderpla.net/

会社情報

会社名
ワンダープラネット株式会社
設立
2012年9月
代表者
代表取締役社長CEO 常川 友樹
決算期
8月
直近業績
売上高34億6400万円、営業利益4900万円、経常利益2800万円、最終損益2億3600万円の赤字(2023年8月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4199
企業データを見る