【ゲーム株概況(2/8)】業績・配当増額と自社株買い発表のタカラトミーが大幅続伸　グリーは3日ぶりに大幅反落　バンナムHDは後場急落

2月8日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら反発し、前日比35.65円高の2万7284.52円で取引を終えた。10～12月決算発表の好決算銘柄を物色する動きはあるものの、米FRB（連邦準備理事会）による早期の金融引き締めへの警戒感が根強く、買い一巡後は伸び悩む展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、タカラトミー<7867>が商いを伴って大幅続伸した。タカラトミーは、前日7日に2022年3月期通期業績予想の大幅上方修正を発表したことに加え、自社株買いや期末配当予想の増額を発表したことが市場の評価材料となったようだ。

また、前日売られたボルテージ<3639>が反発し、トーセ<4728>やNJHD<9421>なども買われた。

半面、第2四半期決算において、インターネット・エンタメ事業は増収増益となったものの、前年同期は投資・インキュベーション事業の収益が高水準だったこともあり、トータルでは大幅な減益となったグリー<3632>が3日ぶりに大幅反落した。

前場引け後に第3四半期決算のほか、多くの発表を行ったバンダイナムコHD<7832>は、通期業績予想の上方修正を発表したものの、その修正予想が市場の期待に届かなかったとの見方から後場に入って急落した。

ほか、モバイルファクトリー<2912>の下げがきつく、ギークス<7060>や東映アニメ<4816>なども売られた。