NJHD、第2四半期(7~12月)決算は売上高2.7%減、2.5億円の営業赤字を計上 ゲーム事業での開発案件の中止や開発計画の見直しが響く

  • エヌジェイホールディングス<9421>は、2月10日、2022年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、ゲーム事業での開発案件の中止などにより、減収・赤字計上となった。

    売上高57億6600万円(前年同期比2.7%減)
    営業損益2億5700万円の赤字(前年同期7900万円の黒字)
    経常損益2億2800万円の赤字(同7100万円の黒字)
    最終損益4億6800万円の赤字(同1400万円の黒字)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①ゲーム事業…売上高44億8000万円(前年同期比3.4%減)、セグメント損益1億900万円の赤字(前年同期2億4600万円の黒字)
    売上高は、開発案件の中止に加え、開発計画の見直しや遅れなどにより見込んでいた受注額が獲得できなかったことから、当初の見通しを大きく下回った。セグメント損益(営業損益)は、受注額が当初の見通しを大きく下回るなか、原価の一部は外注費の未発生により抑えられたものの、開発計画の見直しや遅れなどによる下回り幅の多くが利益減少に繋がった。となりました。

    ②モバイル事業…売上高12億5200万円(同0.2%増)、セグメント利益2700万円(同142.8%増)
    売上高は、来店数の前年割れの傾向が続くも、販売促進などの強化によって新規契約の獲得に努め、サブブランドや格安SIMの訴求もあって販売台数は前年並みの水準となった。セグメント利益(営業利益)は、サブブランドや格安SIMの訴求を行う一方、低料金プランの販売偏重による将来的な利益低下を防ぐため、新規契約の獲得に注力した結果、1顧客あたりの販売利益額が低下した。しかし、前期は値引き規制による価格訴求力低下や新料金プランの動向への様子見により利益推移が低調だった反動で増益となった。

    ■通期予想を下方修正
    2022年6月期通期の予想については、従来予想からの下方修正を実施しており、以下のとおり。

    売上高128億2000万円→114億9000万円(増減率10.4%減、前期比4.2%減)
    営業損益3億5000万円→2億8000万円の赤字(前期実績2億2000万円の黒字)
    経常損益3億4000万円→2億9000万円の赤字(同2億500万円の黒字)
    最終損益1億9000万円→5億1000万円の赤字(同9200万円の赤字)

株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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