国内コンテンツ市場は8%増の14兆2159億円 ゲームは家庭用が10%減、スマホが11%増、アーケードが30%増と明暗 ヒューマンメディア調査

ヒューマンメディアは、2021年の国内コンテンツ市場の規模を推計し、前年比8.0%増の14兆2159億円で、コロナ禍で4.6%減となった前年から回復し、過去最大の規模になったと発表した。推計は、今年1月に公表した映画興行収入、書籍・雑誌の販売金額をはじめ、映像・音楽・ゲーム・放送・新聞等、23分野の業界団体等の昨年の中間発表等から行った。

2021年の国内コンテンツ市場の拡大を支えたのは、映像・音楽配信やスマホゲーム、電子出版等のオンラインコンテンツとオンライン広告だった。

他方、コロナ禍で打撃を受けたテレビ放送や映画館、カラオケ、アーケードゲーム等の分野は、回復傾向にあるもののコロナ禍前の規模には至らなかった。

印刷の書籍販売は微増となったが、コロナ禍前から減少傾向にある映像ソフト、新聞は減少を続けた。2020年に伸びた家庭用ゲームソフトは減少に転じた。

 ゲームの市場規模を見ると、ゲーム全体が同10.5%増の2兆3787億円だった。家庭用ゲームが10.3%減の2042億円、PCオンラインゲームが同10.1%減の390億円、モバイルゲームが同11.2%ゾウン1兆7000億円、アーケードが30.0%増の4576億円だった。

2021年にオンラインの広告がテレビ、ラジオ、新聞、雑誌の広告の合計を上回った。オンラインのコンテンツと広告の合計は、全コンテンツの42.7%になっており、2020年代には過半を超えると見られる。

詳細については、 ヒューマンメディアの発刊した「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2022 Vol.15【速報版】」 に掲載されている。

【1.書籍内容】
仕様:
製本版(A4判・全300P)+CD-R(全ての本文・図表PDFデータ)
価格:
発売時特別価格販売
定価¥9万7900→ ¥8万2500(税込) ※送料別途¥561
申込み:
https://www.humanmedia.co.jp/database/form/index.html
書籍概要:
https://www.humanmedia.co.jp/database/index.html

【2.本書の主な内容】
◆日本のコンテンツ市場
・2021年のメディア別・分野別市場規模の推移と動向
・コンテンツ分野別のビジネスモデルと動向
・コンテンツ関連産業の市場規模の推移と動向
◆世界のコンテンツ市場
・2020年の世界20か国・地域のコンテンツ市場の規模・分野別構成
・海外6か国の市場規模の推移とコロナ禍の影響
・コンテンツ分野別の主要国市場の規模・構成の比較
◆日本のコンテンツの海外市場
・コンテンツの分野別の海外市場規模と国内収入の推移
・コンテンツ分野別の海外圏域別市場規模
・コンテンツ分野別の海外進出動向
◆海外6か国の2021年現地レポート
・海外6か国のコンテンツ分野別市場動向
・海外6か国における日本コンテンツの分野別進出状況