前週首位快走の『ドッカンバトル』好調持続　バレンタインイベント開催『FGO』週後半を支配　『ヘブバン』好発進、『遊戯MD』上位キープ　App Store振り返り

2月5日～11日のApp Storeセールスランキング（ゲームカテゴリー）の動きを振り返っておこう。首位争いからみていくと、前週に首位を快走するなど好調だった『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、ミクシィ<2121>『モンスターストライク』に2月5日に首位の座を譲ったものの、2月6日から2月7日にかけてトップに返り咲く展開となった。その後、首位陥落となったが、その後もTOP5をキープするなど引き続き好調だった。

その後、新育成ウマ娘の★3メジロアルダンが登場したCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が2月8日に1位を獲得した後、『Fate/Grand Order』が週後半の支配権を握った。イベント「マナナン･スーベニア･バレンタイン ～チョコの樹と女神の選択～」と「バレンタイン 2022 ピックアップ召喚」を開催したことが奏功した。

新作の動向を見ていくと、コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王マスターデュエル』が引き続き好調だった。ランキング推移だが、リリース直後を除いてTOP10圏内をキープしていることが確認できる。今回の3連休にあっても順位を落としていないことは特筆すべきだろう。

 出所：AppAnnie

また、WFSとビジュアルアーツの『ヘブンバーンズレッド』が5位に登場した。東京ゲームショウ2021のブースではフライヤーとプロモーションビデオを流すモニターだけが置いてある状態で、業界関係者を心配させたものだったが…。

出所：AppAnnie

平日各日の状況は以下のとおり。朝方の記事の再掲となるため、上記とは若干異なっている可能性がある。

2月7日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、バンダイナムコエンターテインメントとアカツキ<3932>の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が首位をキープした。

上位陣では、コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王マスターデュエル』が3位とリリース後の最高順位を更新してきた。『遊戯王マスターデュエル』は、無料ランキングでも1月27日のリリース以来、首位に立ち続けており、ユーザーのすそ野の拡大からそのユーザーのデッキ構築のためのカードパック購入という好サイクルが続いている状況のようだ。家庭用ゲーム機向けが配信開始から1週間で累計400万ダウンロードを突破したように、モバイル版も早晩そうした好調な数字が出てくることが予想されるところ。

出所：AppAnnie

また、レベルファイブとNHN PlayArtの『妖怪ウォッチ ぷにぷに』が10位とトップ10圏内に入ってきた。『妖怪ウォッチ ぷにぷに』は、イベント「妖怪三国志 国盗りウォーズ～封神演義～」を開催中で、でZZZランク「太公望」の出現率が超アップしたガシャを開催していることなどが売上につながっているもよう。

出所：AppAnnie

ほか、DeNA<2432>の『逆転オセロニア』や、Cygamesの『グランブルーファンタジー』などがトップ30に復帰した。

2月8日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、バンダイナムコエンターテインメントとアカツキ<3932>の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の首位が続いた。

トップ10圏内では、thatgamecompanyの『Sky 星を紡ぐ子供たち』が前日の73位から10位に急上昇してきた。『Sky』は、2月7日17時より、イベント「愛しみの日々 2022」を開催しており、ショップに「愛しみのゴンドラパック」などイベント限定のアイテムが登場していることが大きく順位を押し上げたようだ。

出所：AppAnnie

また、LINEとNHN PlayArtの『LINE：ディズニー ツムツム』が前日の18位から13位に上昇し、トップ10に迫った。『ツムツム』は、2月7日より、「モアナと伝説の海」の新ツムとして「航海者モアナ」と「タマトア」が登場していることが売上に寄与しているもよう。

出所：AppAnnie

ほか、Cygamesの『プリンセスコネクト！Re:Dive』などがトップ30に復帰した。

2月9日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、新育成ウマ娘の★3メジロアルダンが登場したCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位に立った。

上位陣では、3位にスクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ･ユニバース』が前日の74位から急上昇してきた。『ロマサガRS』は、2月8日より、「ストロベリー・バレンティーナ！開催記念」を開始しており、Romancing祭限定の「SS[悪戦苦闘]聖王」と「SS[淑女のたしなみよ]ヒルダ」「SS[チョコってナンだー？]ゴールデンバウム」が新スタイルで登場した「Romancing祭 聖王編」を実施していることなどが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：AppAnnie

また、同じくスクウェア・エニックスとポケラボの『SINoALICE（シノアリス）』が前日の97位から10位とトップ10圏内に飛び込んできた。『シノアリス』は、2月8日より、「サンリオキャラクターズ」とのコラボイベントを開催しており、「サンリオキャラクターズ」モチーフのコラボジョブが登場した「ステップアップガチャ～モフモフなおようふく～」を開始していることが大きく順位を押し上げたもよう。

出所：AppAnnie

ほか、バンダイナムコエンターテインメントとDeNA<2432>の『ONE PIECE サウザンドストーム』や、coly<4175>の『魔法使いの約束』などがトップ30に復帰した。

2月10日9時現在のApp Storeの売上ランキング（ゲームカテゴリー）は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位に立った。

『FGO』は、2月9日18時より、期間限定イベント「マナナン･スーベニア･バレンタイン ～チョコの樹と女神の選択～」を開始するとともに、期間限定サーヴァント「★5(SSR)マナナン･マク･リール〔バゼット〕」が新登場した「バレンタイン 2022 ピックアップ召喚」を開催していることが首位獲得の原動力となったようだ。

出所：AppAnnie

また、スクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』が前日の109位から6位に飛び込んできた。『星ドラ』は、2月9日より、宝箱ふくびき「ゼニスそうび」が登場していることなどが売上に寄与しているもよう。

出所：AppAnnie

ほか、YostarとKongStudiosの『ガーディアンテイルズ』や、セガの『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』などがトップ30に復帰した。