ガンホー、21年12月期決算は売上高5.8%増、営業益8.8%増に 国内で『ラグナロクオリジン』、海外で子会社Gravityの『Ragnarok X:』が収益に寄与

  • ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、2月14日、2021年12月期の連結決算を発表、国内での新作『ラグナロクオリジン』の配信開始に加え、子会社Gravityが東南アジアでサービスを開始した『Ragnarok X: Next Generation』や北米でサービス開始した『Ragnarok Origin』が寄与し、増収増益での着地となった。

    売上高1046億2600万円(前々期比5.8%増)
    営業利益358億200万円(同8.8%増)
    経常利益336億2900万円(同11.3%増)
    最終利益228億8300万円(同39.8%増)

    既存ゲームの『パズル&ドラゴンズ』(以下『パズドラ』)は、引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデートおよびイベントを実施し、MAUは引き続き堅調に推移した。『パズドラ』は、2021年10月からパズドラ大感謝祭を実施したほか、2022年2月20日にサービス開始から10周年を迎えたことから、10周年を記念したイベントを実施しており、アクティブユーザーの活性化に取り組んでいる。

    Nintendo Switch向けゲーム『ニンジャラ』は、コラボレーションイベントやオンライン大会の実施、新マップや新武器の実装、幅広いクロスメディア展開の実施、グッズの販売なお、ユーザー層の拡大に引き続き取り組んでおり、2022年1月8日からはテレビアニメ「ニンジャラ」の放送を開始した。

    新作については、2021年6月28日に日本でサービスを開始したスマートフォン向けMMORPG『ラグナロクオリジン』において、引き続きアップデートおよびイベントの開催を行ったことで、アクティブユーザー数は安定推移し、業績に寄与した。

    子会社の事業については、Gravityおよびその連結子会社が配信しているRagnarok関連タイトルは継続的なアップデートおよびイベントの開催により、MAUは引き続き堅調に推移している。また、2021年6月18日に東南アジアでサービスを開始した『Ragnarok X: Next Generation』は、引き続き好調な売上を記録している。さらに2021年11月10日には、北米で『Ragnarok Origin』のサービスを開始した。

    ■2022年12月期予想は非開示
    なお、2022年12月期通期の連結業績予想は非開示。同社は、コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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