壽屋、12月中間決算は営業利益237%増の13億円と大幅増益 「アルカナディア」や「FAガール」など自社IPプラモも好調 「呪術廻戦」や「鬼滅の刃」フィギュアも好評

壽屋(コトブキヤ)<7809>は、この日(2月14日)、12月中間期(2021年7~12月)の単独決算を発表し、売上高71億9900万円(前年同期比71.3%増)、営業利益13億3300万円(同237.2%増)、経常利益13億1000万円(同230.2%増)、最終利益9億1300万円(同236.5%増)、EPS342.55円と大幅増益を達成した。

・売上高:71億9900万円(同71.3%増)
・営業利益:13億3300万円(同237.2%増)
・経常利益:13億1000万円(同230.2%増)
・最終利益:9億1300万円(同236.5%増)
・EPS:342.55円

卸売販売については、国内において、アニメ「呪術廻戦」より2021年10月に「釘崎野薔薇」を発売し、好評を博した。また、アニメ「鬼滅の刃」より2021年12月に「煉獄杏寿郎」を発売し、フィギュア製品の売上に貢献した。

新規自社IP製品「アルカナディア」より2021年12月に「ルミティア」を発売し、プラモデル製品の売上は好調な推移をみせた。その他、自社IP製品である「メガミデバイス」、「フレームアームズ・ガール」、「創彩少女庭園」、「フレームアームズ」、「モデリング・サポート・グッズ」等も堅調な推移をみせ、業績を牽引した。

海外の北米地域では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続き、物流の混乱等により一部製品の出荷遅延が生じているものの、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移をみせた。

アジア地域では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調な結果となった。また、国内と同様に「フレームアームズ・ガール」シリーズを中心に「メガミデバイス」などの自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売については、「にじさんじ」関連商品が好調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。

店舗運営では、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。

ECサイトによる通信販売では、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより売上は好調に推移した。


■2022年6月通期の見通し
続く2022年6月通期の業績については、売上高130億円(前期比36.2%増)、営業利益17億円(同72.2%増)、経常利益16億7000万円(同68.8%増)、最終利益11億5900万円(同70.5%増)、EPS444.53円を見込む。

・売上高:130億円(同36.2%増)
・営業利益:17億円(同72.2%増)
・経常利益:16億7000万円(同68.8%増)
・最終利益:11億5900万円(同70.5%増)
・EPS:444.53円

計画に対する進捗率は、売上高55.4%、営業利益78.4%、経常利益78.4%、最終利益78.8%となっている。

・売上高:55.4%
・営業利益:78.4%
・経常利益:78.4%
・最終利益:78.8%

株式会社壽屋(コトブキヤ)
https://company.kotobukiya.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社壽屋(コトブキヤ)
設立
1953年1月
代表者
代表取締役社長 清水 一行
決算期
6月
直近業績
売上高142億9200万円、営業利益23億3700万円、経常利益23億3200万円、最終利益16億2100万円(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
7809
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