BOI、第1四半期(10~12月)決算は売上高24.0%減、2.6億円の営業赤字を計上 既存タイトルの売上高の経年による減少が響く 新作と「恋庭」で下期ばん回目指す

  • バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、2月14日、2022年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、既存タイトルの『ミトラスフィア』『クリプトラクト』の経年による売上高減少に加え、新作などの開発費負担もあり、減収・赤字幅拡大となった。

    売上高4億7100万円(前年同期比24.0%減)
    営業損益2億6100万円の赤字(前年同期9700万円の赤字)
    経常損益2億6100万円の赤字(同9800万円の赤字)
    最終損益1億7900万円の赤字(同8100万円の赤字)

    ゲーム×マッチングサービスを提供する「恋庭」は、2021年4月のサービス開始以降、基本利用料無料 (アイテム課金制) による収益モデルでサービスを展開してきたが、利用者の目的に即して活用できるよう、2021年12月に実施した大型アップデートにおいて2つのサブスクリプションプラン (月額利用料金制) を追加導入した。また、それを記念して、女優・ファッションモデルなどで活躍中の鈴木ゆうかさんを「恋庭」アンバサダーに起用するとともに、鈴木ゆうかさんが出演するウェブCMなどのプロモーションを開始した。

    また、新規のゲームアプリ2本とスマートフォン向けサービス2本の開発を進めており、2021年8月より事前登録を受付中の新作大型RPG『メメントモリ』などの新規のゲームアプリ2本については、1本あたり日本国内月額課金高5億円以上の規模を目指している。

    また、スマートフォン向けサービス2本のうち1本は、メタバース領域のアプリとなる。このメタバース構想・企画は2019年より着手しており、2021年8月に組織化した。

    ■2022年9月期通期の業績予想は非開示
    2022年9月期通期の連結業績予想については、同社グループが属する業界の変化が激しいこと、また機動的な投資判断を実施することから、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であり、具体的な予想値は非開示としている。ただし、2022年9月期は新作大型RPG『メメントモリ』の配信開始と「恋庭」の拡大に伴い、下半期には黒字に転換し、通期で連結営業利益を計上することを見込んでいるという。

株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
http://www.boi.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
設立
2006年1月
代表者
代表取締役社長 樋口 智裕
決算期
9月
直近業績
売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4393
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