【レポート】コロプラ新作『白猫GOLF』を先行体験 ショットを打ち分け派手なスキルも撃てる、エンタメと本格志向があわさる新感覚プレイゴルフ



コロプラ<3668>は、スマートフォン向け新作ゲーム『白猫GOLF』のメディア向け先行体験会を実施した。

同タイトルは人気スマートフォンゲーム『白猫プロジェクト』シリーズの最新作であり、リアルな体験を追求したゴルフゲームとなる。コロプラがあの『白猫』で本格的なゴルフゲーム?と非常に興味深い内容になっている。

本稿では、そんな疑問を解き明かすべく先行プレイして内容をお届けしよう。

社内にガチゴルファーが大勢?リアル体験を追求したゴルフゲー


■シンプルな操作性と深みを両立

コロプラはこれまでもスマートフォンを使ったゲームの操作性に注力しており、今作においてもそこにブレはないようだ。従来のゴルフゲームとは異なり、指先一つでできる本格ゴルフ体験にチャレンジしている。

『白猫GOLF』では、アクションの手触りを大事にし、シンプルながらも奥深い内容を心がけたという。プレイしてみるとタップ&フリックのみのシンプルな操作内容になっていた。標準のショットではUIが左下から、右上へフリックさせるな仕組みだ。ただし左手で操作する人向けに操作しやすいよう、左、中央などにも変更できるようになっているなど、多くの人がプレイするための設計に抜かりはなかった。


▲振り子のように動くUIをタイミングよくフリックしよう。

ショット時には「ドロー(右から左へカーブして低く飛ぶ)」と「フェード(左から右へカーブして高く飛ぶ)」という2種類のショットを選択、コースの特性に応じて打ち分けられる。ドローはコースへの着弾後に転がりやすいのが特徴となっている。


▲ドローの部分をタッチすることでフェードへの切り替えが可能。

また「フェード」は着弾後にあまり転がらないということを頭に入れるとプレーの幅が広がりそうだ。こちらについては動画も公開されているのであわせて確認してみよう。

なお、実際のゴルフに忠実な動きを取り入れていることで、弾道までも考慮したショットの内訳が重要な要素になっているそう。

■『白猫』キャラがリアル等身に!舞台は異世界「白猫ゴルフワールド」!








さて『白猫』の名を冠しているだけあって、登場するのはお馴染みのキャラクターだ。すでに、リアム、赤髪のゴルファー、マール、ユキムラ、シャルロット、チャコ、アイリス、オスクロルらが登場することが明らかになっている。加えて今回それぞれのキャラクターは等身大の姿で描かれている。

この他にもじょじょにキャラクターは増えていくそうだ。そのため安心してキャラクターを愛でつつ育成しコースに臨むことができそうだ。

また各キャラクターに関しては、それぞれのスキルを所持している。例えば飛距離が伸びる効果のあるショットを打てるといったものなどがある。

さらにキャラによっては特定のアイアンを使うことでコントロールUPするといったパッシブスキルも存在し、接戦時には物を言いそうだ。

実際にド派手なスキル描写とともに放たれるボールの行方を追うのは実に爽快だ。

またクラブで通常のショットの性能が変化することも覚えておきたい。



クラブに関しては、試合で獲得できるチェストやアイテムショップで入手できる。

クラブ自体もレベルアップが可能で、育てていくことで最大飛距離やコントロールのしやすさなどが向上する。さらにはアイテムショップにシリーズチェストも用意しており、特定の用途に特化した強力なクラブが手に入る。

ハイスコアを目指すにはゴルフのコースにあわせたキャラ・クラブ選びも重要な要素となるだろう。



また消費型ではあるものの、ゴルフボールも用意している。ボールには風の影響を軽減するなど、ここぞという勝負に重宝しそうだ。

なおゴルフウェアも豊富に用意しており、季節感やコースにあわせたコーディネイトしてみるのも楽しそうだ。夏には水着もあるかも?あってほしい。

次に世界観についてお伝えしていこう。今作は「白猫ゴルフワールド」を舞台にしており、これまでの『白猫』シリーズと異なる独自の世界が舞台となっている。もちろん現実世界のゴルフコースとは異なるため、リアル志向のゴルフゲームを異世界でプレイするというユニークなコントラストが興味深いところだ。初プレイ時には思わず遠景をしばらく眺めてしまった。



なおリリース時においては2コースx27ホールの計54ホールを用意、今後も追加していく予定だという。

なお「白猫ゴルフワールド」にはこれまでの『白猫』シリーズとは異なり、天候の概念がある。リアルなゴルフでもそうだが、その天候は時としてプレイヤーのかなり厄介な敵として立ちはだかる。例えば雨、特に雨量が多くなってくるとショットの飛距離が短くなる、弾道の高いショットは風の影響を受けやすくなるなどの影響が出てくる。またランクが上がる毎に風が強くなるなど、天候によって様々な影響を受けてしまう。

勝負を左右するケースも出ててくるため、天候を読んだ上でのショットも勝負には重要な要素となってくる。


■ゴルフを楽しむ「エンジョイモード」、スコアを競う「バトルモード」
今作は相手とスコアを競い合って勝敗を決める「バトルモード」、勝敗を気にしない「エンジョイモード」を用意している。つまりはガチ勝負もワイワイエンジョイ勢も両方の視点で楽しめるゴルフゲームになっている。

バトルモードでは勝利したプレイヤーは「エンジョイモード」よりもツアーポイントを獲得できる。敗北するとポイントを得られない。なおツアーポイントを獲得していくことで、ランキングが上がり、より良い報酬や上級者が集う大会への参加権利が得られる。

プレイ時間は「バトルモード」で、1ホール辺り3分ほどだった。複雑なコースになればもう少し掛かりそうだ。同じスコアでの引き分けは最大2ホールまで。その時点でも勝負がもつれた際には、1球でどれだけピンに寄せられるかを競うニアピンで勝敗を決定するとのこと。最大で12分ほどかかるが、そのケースは引き分けがもつれ続けたときになる。

いずれにせよプレイした中では引き分け自体が珍しい状況だと感じた。先行プレイ時には必ず決着がついている。

なお今回のような仕様になった理由としては、白熱した試合を実現するために敢えての設計だそうだ。同モードにおいて必ず勝敗を決するという運営の強い意志を感じた。

一方で友人らと純粋にゴルフを楽しみたいというプレイヤーにとっては「エンジョイモード」を用意している。は2ホールをお互いにカップインするまでプレイするモードだ。個人のスコアが良いほどツアーポイントが多くもらえる。

またフリーマッチも用意した。フリーマッチでは、ラウンド数や天気、風速などかなり細かく条件を指定してプレイが可能だ。

練習場は用意しているものの、人とプレイすることが前提となっている。気になるのは人がいなくてマッチしない場合や、逆に人とプレイするときが億劫になるケースの場合だ。

まず世界同時配信を行う予定で、170カ国のプレイヤーと闘うことが出来るため、マッチングしにくいというケースは多くないように思える。また相手とのコミュニケーションも定型文のチャットとスタンプ、プレイするにあたっての心理的なハードルはかなり低い。

言語の壁も先行プレイで確認した際には、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語がすでに選択できる状態だった。なお外国のプレイヤーと対戦を行う際には、自動的に相手が選択している言語へと定型文が変換されるため安心してプレイできる。

加えてボイスチャット機能も用意しており、仲の良い友人らワイワイ遊ぶにはもってこいだ。酷いショットをした場合に「ファーーーーーwww」と煽ったり、「英語禁止ホール」なんて独自のルールを設けて遊ぶなど創造を駆使して遊ぶこともできる。

なおボイスチャットの利用にあたっては13歳以下は利用できないなどの配慮もされている。


■ゴルフ未経験でも楽しめる、やりこめる
筆者にはゴルフの経験がない。加えてチュートリアルの類をとても面倒に感じる傾向にあるが、あまり悩まずお手軽にプレイすることができた。

また友人らと別のアプリもなしにボイス付きでわいわいと両方の要素で楽しめるのは大きな特徴として挙げておきたい。

プレイ面においては、ドローやフェードといったショットの打ち分けも、勝敗を大きく左右してきそうだ。特にレベルの高いプレイヤー同士での差別化になるだろう。その一方で勝敗を考えた際には、次々と登場するであろうキャラクターやゴルフクラブとの兼ね合いによるゲームバランスが気になるところではある。

修行僧のようにプレイしても良し、友人らとわいわいしながらプレイするのも良し。ゴルフという同じルールの中でもそれぞれのプレイスタイルにあわせて遊べるので、リリースされたらまずはお試しあれ。配信は2022年内としている。

■関連サイト




©COLOPL, Inc.

株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る