KLab、21年12月期における研究開発費は16%増の2億2500万円…メタバースやNFT進出など新領域強化もあり再び増加傾向に

木村英彦 編集長
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KLab<3656>の2021年12月期における研究開発費は、前の期比で16.4%増の2億2500万円だった。一時は研究開発費を大きく減らした時期もあったが、NFTやメタバース関連への進出を明らかにしていることもあってか、ここ最近は再び増加傾向にある。

同社では、将来を見据えた研究開発や新規事業の創出が重要な課題であると考え、中長期の競争力確保につながる研究開発とノウハウの蓄積を継続的に行っているという。新作ゲームの開発費を研究開発費とする会社が少なくないが、同社の場合は基礎研究に近い開発を研究開発活動と位置づけているようである。

かつては標準労働時間の10%以内での個人裁量による自由な研究開発活動を認める「どぶろく制度」があったが、ここ数年はその記載はなくなっている。

研究開発費の推移は以下のとおり。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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