社会貢献型位置情報ゲーム「鉄とコンクリートの守り人」iOSアプリ版の提供開始 インフラ老朽化ににフォーカスした社会派アプリ



NPO 法人Whole Earth Foundation は、 3月31日、社会貢献型位置情報ゲーム「鉄とコンクリートの守り人」のiOSアプリ版の配信を開始した。

iOSアプリ版は、 ブラウザ版よりさまざまな点でより遊びやすく改良されております。 一緒にマンホール探しをするイヌのキャラクターのデザインをNFTアーティストの浅田真理氏が担当するほか、 今回より追加されたBGMの制作は数々のTVゲームやアニメ、 映画の作曲家・甲田雅人氏が担当。

さらに同ゲームの市民参加型イベント「マンホール聖戦」のアドバイザーには「モンスターハンター」シリーズの制作に携わっていたゲームプロデューサー小嶋慎太郎氏が就任する。


位置ゲーム×社会貢献:「鉄とコンクリートの守り人」について
鉄とコンクリートの守り人」は、 国内のインフラ老朽化の課題に対し、 日本にあるすべてのマンホール蓋を守り人(プレイヤー)が力を合わせて撮影しダメージ状態を投稿することで、 ポイントや特典を得ながら、 インフラの安全を確保することを目的とした「社会貢献型位置情報ゲーム」。

位置情報を活用したマンホールコンプリートというゲーム性を採用し、 写真の投稿やレビューによって日本全国のマンホール地図の完成を目指す。

投稿された情報は自治体へフィードバックされ、 傷んだ蓋の交換につなげるなど、 ゲーミフィケーションとデータサイエンス技術を活用し、 インフラを利用する市民一人ひとりが主体的に参画する形でインフラ産業の革新を進めることに挑戦している。

また、 アプリ版では、 さらに位置情報ゲーム要素を強化し、 マンホールを探すのとあわせレーダーで周囲を探り、 相棒のイヌとともに街中の至る所に埋まっている「砂金」を掘り出してTUB(つぶ)と呼ばれるポイントを獲得していくこともできる。

「鉄とコンクリートの守り人」は、 2022年3月末時点で3万人が遊んでいるゲームとなり、 同アプリを活用して行われる「マンホール聖戦」(※)と題したイベントは、 2021年8月に渋谷区で行われた際には3日足らずで約1万基のマンホール蓋画像をコンプリート、 地方都市で初開催となった「マンホール聖戦 in 加賀市」(石川県加賀市)では、 1日半で約8000基、 2022年3月に開催した「マンホール聖戦 in 三島市」(静岡県三島市)でも2日で約10000基のマンホール蓋の画像収集が完了するなど、 多くの市民が参加する話題のイベントとなっている。

※イベント「マンホール聖戦」はWEFと日本鋳鉄管株式会社が共同で運営している。