【決算カレンダー】ゲーム関連企業の22年1～3月決算発表のピークは5月12日、13日　『ヘブバン』寄与のグリーや『ウマ娘』1周年のサイバーエージェントに関心

2022年1～3月決算発表シーズンがまもなく本格的にスタートする。ゲーム関連企業については、4月22日にベクター<2656>とモバイルファクトリー<3912>が先陣を切って発表する形となっており、ゴールデンウイーク明けの5月9日から13日の週、特にその週末にかけての12日と13日が発表のピークとなっている。

また、今回は3月決算銘柄の本決算発表となり、主なところでは4月25日にコーエーテクモHD<3635>、5月9日にアカツキ<3932>、10日にDeNA<2432>と任天堂<7974>、11日にバンダイナムコHD<7832>とカプコン<9697>、12日にドリコム<3793>とマーベラス<7844>、コナミHD<9766>、13日にミクシィ<2121>とセガサミーHD<6460>、ギークス<7060>、スクエニHD<9684>といったところが本決算発表を予定している。

この四半期の決算で注目されるのは、グリー<3632>だろう。直近はメタバースの切り口での注目度が増している同社だが、スマホゲームについても子会社WFSのWright Flyer Studiosが2月10日にリリースした新作『ヘブンバーンズレッド』がランキングの上位に定着するなど、足元の業績好転が予想される。

また、サイバーエージェント<4751>は、『ウマ娘プリティーダービー』が2月24日に1周年を迎え、初の周年イベントで盛り上がりを見せる形となった。ただし、昨年はその『ウマ娘』の爆発的なスタートダッシュが寄与していたことを踏まえると、前年同期比較では落ち着いた数字となる可能性がありそうだ。