マクアケ、2022年9月通期の営業益を4億6500万円からゼロに下方修正…人材採用や育成、新機能の開発など来期以降の成長基盤づくりに注力

マクアケ<4479>は、4月26日、2022年9月通期の業績予想の下方修正を行い、売上高47億円(前回予想62億円)、営業利益ゼロ(同4億6500万円)、経常利益2000万円(同4億6000万円)、最終利益6500万円(同3億5000万円)、EPS5.19円(同28.22円)とした。

・売上高:47億円(前回予想62億円)
・営業利益:ゼロ(同4億6500万円)
・経常利益:2000万円(同4億6000万円)
・最終利益:6500万円(同3億5000万円)
・EPS:5.19円(同28.22円)

従来予想からの修正率は、売上高24.1%減、営業損失100.0%減、経常利益95.6%減、最終利益81.4%減となっている。

・売上高:24.1%減
・営業損失:100.0%減
・経常利益:95.6%減
・最終利益:81.4%減

同社はこれまで Makuake サービスにおける応援購入総額の拡大を最優先に、新商品や新サービスのオンラインデビュー市場における最大のマーケットプレイスとして地位を確立することを目指してきたが、コロナ禍において Makuake 利用のニーズが急拡大し、同社の想定を上回る非常に高い成長をすることができた。

その結果、応援購入総額が大きく伸びた一方、人員数やオペレーション体制、プラットフォーム規模に合わせた新機能開発等に課題が現れ、Makuake サービスにおけるユーザー体験が損なわれていることから2022年9月期の第2四半期累計は積極的な採用強化やオペレーション体制の改善、新機能の開発に注力してきた。

しかし、人員の確保と同時に新オペレーション体制を構築し、最適化していくことや各種新機能を開発することは当初の計画より時間を要し、第2四半期累計の業績は計画を下回る進捗となった。

売上高:オペレーションの改善や新機能リリースによる効果が下期から現れる予定だが、審査体制強化やオペレーション体制の更なる効率化及び新人育成に注力し、来期以降の成長基盤づくりに集中するため大きな成長を見込んでいない。

営業利益:ユーザー体験の改善や今後成長を加速させていく人的資産を蓄積するために先行して人材採用を進めたことにより、一時的にコストが増えている。オペレーション改善に必要な人員の確保は十分できているため、追加の人材採用は必要最低限に留め、業務効率化を図っていく。一方、WEB を活用した広告宣伝費は継続的なユーザー獲得や売上高の成長加速に寄与する支出であるため、当初の計画から変更していない。