ソニーG、2022年3月期の決算は初の営業利益1兆円の大台超え 映画とカメラ、テレビ好調 ゲームと音楽も堅調

ソニーグループ<6758>は、5月10日、2022年3月通期の連結決算(IFRS)を発表し、売上高及び金融ビジネス収入9兆9215億1300万円(前の期比10.3%増)、営業利益1兆2023億3900万円(同25.9%増)、税引前利益1兆1175億0300万円(同12.0%増)、最終利益8821億7800万円(同14.3%減)だった。

・売上高及び金融ビジネス収入:9兆9215億1300万円(同10.3%増)
・営業利益:1兆2023億3900万円(同25.9%増)
・税引前利益:1兆1175億0300万円(同12.0%増)
・最終利益:8821億7800万円(同14.3%減)

ゲーム&ネットワークサービスでは、プレイステーション5の販売台数の増加に加えて、ハードウェアの採算改善に伴い収益が改善したほか、映画やエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションなどの営業利益が大きく伸びた。

音楽分野は、音楽制作と音楽出版における有料会員制、広告型ストリーミングサービスの増収や為替の影響で増益・増益となった。

映画は、劇場興行収入や動画配信サービスからのライセンス収入、Crunchyrollの買収、GSN Games売却に伴う利益が計上された。エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションでは、テレビやデジタルカメラで高価格帯の販売が伸びた。

セグメント別の状況は以下のとおり。

■ゲーム&ネットワークサービス
・売上高及び金融ビジネス収入:2兆7397億6300万円(同3.1%増)
・営業利益:3460億8900万円(同1.2%増)

■音楽:
・売上高及び金融ビジネス収入:1兆1169億4900万円(同18.8%増)
・営業利益:2109億3300万円(同14.1%増)

■映画
・売上高及び金融ビジネス収入:1兆2389億1100万円(同64.5%増)
・営業利益:2173億9300万円(同70.0%増)

■エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
・売上高及び金融ビジネス収入:2兆3391億8600万円(同13.1%増)
・営業利益:2129億4200万円(同66.5%増)

■イメージング&センシング・ソリューション
・売上高及び金融ビジネス収入:1兆0764億2400万円(同6.3%増)
・営業利益:1555億9700万円(同6.6%増)

■金融
・売上高:1兆5338億2900万円(同8.4%減)
・営業利益:1501億1100万円(同3.0%減)


■2023年3月期の見通し
続く2023年3月通期の業績については、売上収益11兆4000億円(前期比14.9%増)、営業利益1兆1600億円(同3.5%減)、税引前利益1兆1300億円(同1.1%増)、最終利益8300億円(同5.9%減)を見込む。

・売上高及び金融ビジネス収入:11兆4000億円(同14.9%増)
・営業利益:1兆1600億円(同3.5%減)
・税引前利益:1兆1300億円(同1.1%増)
・最終利益:8300億円(同5.9%減)

ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入11兆5398億3700万円、営業利益1兆2082億600万円、税引前利益1兆1803億1300万円、最終利益9371億2600万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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