セガサミー、22年3月期の家庭用ゲーム売上高は2割増の658億円 高単価の新作が売上増加 高採算のリピート販売は低下

セガサミーホールディングス<6460>は、この日(5月13日)発表した2022年3月通期の決算で、フルゲーム(家庭用ゲームソフト)の売上高は前の期比で19.4%増の658億円だったことを明らかにした。期初段階で新作を多く投入するとのアナウンスがあったが、フルゲーム全体に占める新作の売上比率は、36.1%から61.7%と大きく伸びた。

新作タイトルの売上高は倍増の406億円と大きく伸びた。『HUMANKAIND』や『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』『ソニックカラーズ アルティメット』『真・女神転生Ⅴ』『Football Manager 2022』『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』『Total War: WARHAMMERⅢ』などを発売し、販売本数は45.7%増の877万本と大幅に伸びた。

他方、採算性の高いリピートタイトルは、売上高が28.4%減の252億円だった。販売本数については同48.4%減の1843万本と大きく落ち込んだ。前年同期は世界的な巣ごもり需要が盛り上がっていたこともあり、3575万本を販売した。前期の新作が少なかったことで、リピートのラインナップが増えなかったことも一因とみられる。

 ▲この期は、ソニックシリーズと龍が如くシリーズが伸びたという。

続く2023年3月期では、フルゲームの売上高は前期比49.5%増の984億円とさらに伸ばしていく考えだ。前期に新作を増やしたことでリピートタイトルが43.7%増の362億円と伸びるほか、新作タイトルの発売も大幅に増やして、53.2%増の622億円を計画しているという。

発表済みの新作タイトルは以下のとおり。

・『十三機兵防衛圏』
・『ソニックオリジンズ』
・『ソニックフロンティア』
・『ソウルハッカーズ2』
・『Two Point Campus』

株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
企業データを見る
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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