【決算レポート】イマジニア、第4四半期は減収も利益率が改善 今期はヒットコンテンツの創出を目指して研究開発費を倍増の7.4億円に

柴田正之 編集部記者
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イマジニア<4644>の2022年3月期の第4四半期(1~3月)の連結決算は、Nintendo Switch向けソフト『Fit Boxing2 –リズム&エクササイズ-』が全世界累計出荷販売本数100万本を突破し、シリーズ累計で200万本を達成したものの、前年同期の勢いには勢いには届かず、減収となった。

一方、前年同期は、『Fit Boxing2』のTVCMをオンエアするなどプロモーションを強化していた反動もあり、利益率は改善した。

売上高15億2900万円(前年同期比15.9%減)
営業利益2億5700万円(同367.3%増)
経常利益3億4400万円(同168.8%増)
最終利益2億3700万円(同139.4%増)

スマートフォンゲームについては、『すみっコぐらし 農園つくるんです』は、マクドナルドやドリームトミカとのコラボイベント、「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」の公開に合わせて 映画をモチーフとしたイベントを開催した。こうした取り組みの結果、2022年2月に300万ダウンロードを突破している。

『メダロットS』では、『デジモンリアライズ』『ロックマンエグゼ』とのコラボイベントや、2周年記念イベントなど様々なイベントを実施した。

パッケージゲームは、『Fit Boxing2』に新インストラクター「ガイ(CV.緑川光)」や人気アニメソング等のBGMをゲームに追加したほか、シリーズ原作アニメ「キミとフィットボクシング」の放送、配信を開始した。

また、2月10日には、Nintendo Switchソフト『みんなのカーリング』を発売した。

なお、2023年3月期通期の業績予想については、以下のとおり。コンテンツ事業の主力であるパッケージゲームおよびスマートフォンゲームを中心に、研究開発費を前期に比べ約2倍となる7億4000万円を投じて「ヒットコンテンツ」の創出を目指していくとしている。

売上高73億円(前期比15.3%増)
営業利益7億5000万円(同36.3%減)
経常利益10億円(同25.2%減)
最終利益6億7000万円(同24.8%減)

イマジニア株式会社
https://www.imagineer.co.jp/

会社情報

会社名
イマジニア株式会社
設立
1986年1月
代表者
代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
決算期
3月
直近業績
売上高66億4000万円、営業利益5億9600万円、経常利益9億3200万円、最終利益6億1000万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4644
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