アメリカ連邦取引委員会、暗号資産詐欺の被害が10億ドル(1307億円)を超えたと注意喚起 21年1月から22年3月の間で


アメリカの連邦取引委員会は、6月3日(現地時間)、暗号資産詐欺による被害額が2021年1月から2022年の3月にかけて10億ドル(1307億円)を超えたと発表した。

▲上から順に投資詐欺、ロマンス詐欺、企業のなりますし詐欺、政府のなりすまし詐欺

最も多い投資詐欺は5億7500万ドル(752億円)で偽の暗号資産への投資によるもので、投資することで巨額のリターンが得られるというったもの。投資した金銭はすべて失うケースが多いのだとか。

続いてはロマンス詐欺、恋愛関係など相手の気持をだしに暗号資産に投資させようとするケースだ。また企業や政府のなりすましに関してはあなたの資金が調査ために危険にさらされるので、一旦暗号資産に変換させるという内容だ。ロマンス詐欺での被害額の中央値は1万ドル(130万円)もあるとのこと。

暗号資産においての詐欺はソーシャルメディア(Instagram、Facebook、WhatApp、Telegrramなど)から始まることが多いとしている。

なお、暗号資産詐欺の被害額は年々増加している。2018年は1200万ドル(15億円ほど)だったのに対して、2021年には6億8000万ドル(888億円)と60倍近くまで上昇した。