アピリッツ、第1四半期決算は営業益"40.0%増"の7700万円 DXへのニーズ拡大を背景にWebソリューション好調 ゲームは新作開発も「順調に推移」

アピリッツ<4174>は、6月14日、第1四半期(22年2月~22年4月)の連結決算を発表し、売上高13億7300万円(前年同期比36.8%増)、営業利益7700万円(同40.0%増)、経常利益6500万円(同58.6%増)、最終利益4000万円(同38.0%増)だった(前年同期は単独決算のため、比較は参考値)。Webソリューション事業がDX化へのニーズ拡大を背景に好調に推移したようだ。

・売上高:13億7300万円(同36.8%増)
・営業利益:7700万円(同40.0%増)
・経常利益:6500万円(同58.6%増)
・最終利益:4000万円(同38.0%増)

Webソリューション事業においては、既存顧客との継続的な取引を可能とする品質の担保、またDX化推進のために周辺サービス(ASPサービス等)のラインナップを強化することにより、新規案件の獲得やDX化の市場ニーズの高まりに伴う大型案件の獲得に努めた。

また、オンラインゲーム事業の拡大のため、自社ゲーム開発における新作『式姫Project』のタイトルリリースに向けての開発に注力するとともに、既存運営タイトルやパートナーゲーム開発、クリエイター派遣においても売上の維持を図った。

セグメント別の業績は次のとおり。


■Webソリューション事業
・売上高:6億9700万円(同32.8%増)
・営業利益:2億0100万円(同55.9%増)

市場のDX化への追い風の中で、顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成し、継続受注や複合サービスの提供案件を順調に伸ばすことができた。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響として、DX化の後押しによりビジネスは活発に推移し、受注案件が増加するなど、Webソリューション事業全体の業績は順調に推移している。


■オンラインゲーム事業
・売上高:6億7500万円(同41.0%増)
・営業利益:4300万円(同29.2%減)

「自社ゲーム開発」においては、各タイトルにおいて各種イベントの開催や新キャラクターの追加等を行い、売上維持に努めた。「パートナーゲーム開発」においては、「自社ゲーム開発」で開発した自社エンジンと、それらのノウハウを活かした他社ゲーム開発の受注やセカンダリ案件の運営が順調に推移した。

また新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で「クリエイター派遣」の新規獲得速度に鈍化が見られたものの、オンラインゲーム事業全体の業績は順調に推移している。


■2023年1月通期の業績見通し
2023年1月通期の業績は、売上高56億5400万円(前期比17.9%増)、営業利益4億1300万円(同77.3%増)、経常利益4億1000万円(同86.4%増)、最終利益2億6200万円(同140.4%増)、EPS65.80円を見込む。

・売上高:56億5400万円(同17.9%増)
・営業利益:4億1300万円(同77.3%増)
・経常利益:4億1000万円(同86.4%増)
・最終利益:2億6200万円(同140.4%増)
・EPS:65.80円

計画に対する進捗率は、売上高24.3%、営業利益18.6%、経常利益15.9%、最終利益15.3%となっている。

・売上高:24.3%
・営業利益:18.6%
・経常利益:15.9%
・最終利益:15.3%

株式会社アピリッツ
https://appirits.com/

会社情報

会社名
株式会社アピリッツ
設立
2000年7月
代表者
代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
決算期
1月
直近業績
売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4174
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