グリー、米国でFoFの立ち上げを実施…北米におけるファンド投資を拡大　大規模VCファンドだけでなく新興VCファンドへの投資も

グリー<3632>は、本日（7月1日）、「GREE LP Fund US GP I, LLC」を通じて米国に「GREE LP Fund US I, Limited Partners」を7月8日に設立し、北米におけるファンド投資を拡大することを発表した。

同社は、2010年より米国での投資事業を開始し、ファンド投資において、DCMやUpfront Venturesなどに投資を行ってきた。またスタートアップ投資においては、CVCのGFR Fundから約60億円の投資を行っており、高い成果を上げている。今回、新たにファンドを設立し、FoF（ファンド・オブ・ファンズ）としてファンド投資事業を強化することで、さらなる拡大を見込んでいる。

北米のファンド投資は一般的に、確かな投資実績を持ち、運営年数も長い大規模なファンドに投資していくことが主流だったが、近年では、今後の成長を目指して挑戦していくことができる新興ファンドへの投資も盛んに行われるようになった。こうした潮流の中で、グリーは本ファンドを通じ、今まで投資を行ってきた大規模なファンドを中心にしつつ、新興の中でも大きな可能性を秘めた成長が著しいファンドへも投資を行っていく。

また、日本国内のFoFとしてのファンド投資は7月1日に設立した「GREE LP Fund JP1号投資事業有限責任組合」を通じて取り組み、日本国内および海外のスタートアップ投資については「STRIVE」「GREE Ventures」「GFR Fund」を通じて引き続きベンチャー企業の成長・発展を支援していく。