CryptoGames、『NFT Wars』がゲーム専用ブロックチェーン『Oasys』上のレイヤー2チェーン『MCH-Verse』『TCG-Verse』に対応

『NFT Wars』の開発を行うCryptoGamesは、この日(7月11日)、ゲーム専用ブロックチェーンである『Oasys』の上レイヤー2チェーンである『MCH-Verse』、『TCG-Verse』に対応したことを明らかにした。

既存のブロックチェーン技術は、極端に遅い取引や高い取引手数料など、ユーザー体験に課題があった。『NFT Wars』では、『MCH-Verse』『TCG-Verse』を活用することで、高速な取引かつトランザクション手数料無料のユーザー体験を提供する、としている。


■MCH-Verseとは
「Oasys」のLayer2(Verse-Layer)として構築する「My Crypto Heroes」の独自ブロックチェーン。MCH-Verse上のゲームデータに関するトランザクション手数料は全てMCHが負担するため、ユーザーはトランザクション手数料を支払う必要がない。また、Oasysアーキテクチャの採用により、トランザクションは即時承認される。また、従来データベースで管理されていたアセット情報(ゲーム内マーケットでのトレードなど)は、全てブロックチェーン上で参照可能となる。


■TCGVerseとは
OasysのLayer2(Verse-Layer)にあたる独自のブロックチェーンになる。「TCG-Verse」上のNFTの移動に伴うトランザクションの手数料はCryptoGamesが負担するため、ユーザーはトランザクション手数料を支払う必要がない*1。またOasysアーキテクチャの採用によりトランザクションは即時に承認され、データベースで管理されていたアセット情報は、全てブロックチェーン上で参照可能となる。
*1:「TCG-Verse」以外のチェーンに関わる転送費用等は従来通りユーザー負担になる。


■Oasysとは
より快適なブロックチェーンゲームのユーザー体験を提供するため2022年2月に発足した日本発ブロックチェーンプロジェクト。初期バリデータ(チェーン運用主体)として、バンダイナムコ研究所、セガ、Ubisoft、Nearbleといった国内外大手ゲーム会社やWeb3企業計21社で構成されており、合意形成アルゴリズムは環境面にも配慮したPoS(Proof of Stake)方式を採用している。独自のOasysアーキテクチャで、世界に誇る日本IPを活用した取り組みをグローバルで展開していくために、現在のブロックチェーンゲームの、取引速度やユーザー負担の手数料、セキュリティなど事業者とユーザー双方にとって参入の障壁となる課題を解決する必要がある。

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