スクエニ、デジタルとリアルが融合した次世代ホビー分野に進出 保有証明などでブロックチェーン技術の活用も

  • スクウェア・エニックスは、本日(7月21日)、デジタルとリアルが融合した次世代ホビー商品として、トレーディングカードシリーズ「ART MUSEUM(アートミュージアム)」およびキャラクターフィギュアシリーズ「BRING ARTS(ブリングアーツ)」の最新作として、デジタル鑑賞やブロックチェーン上の保有証明などを盛り込んだ新機軸のホビー商品を発売することを発表した。

    ■「BRING ARTS」「ART MUSEUM」新作2商品の特徴
    今回発売する2商品は、人気タイトル『ファイナルファンタジーVII』の25周年を記念したコレクターグッズ群。「BRING ARTS」新作では、従来同様に物理キャラクターフィギュアの単体エディションに加え、スマートフォン・PCから360度楽しめるデジタル版フィギュアが付属するエディションも販売する。また、どちらのエディションにもブロックチェーン上の保有証明(デジタル正規品証明書)が付属する。

    「ART MUSEUM」新作では、従来同様の物理トレーディングカードに専用コードを同梱する。このコードはウェブサイト上で好きなデジタルカード一枚と交換でき、物理トレーディングカードと同様にコレクションの楽しみを味わえる。

    ■マーチャンダイジングディビジョンのDX推進と解決される流通上の課題
    スクウェア・エニックスの各種グッズを企画販売するマーチャンダイジングディビジョンは、昨今の流通事情の激変を受けてDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推し進めてきた。コロナ禍の影響からゲームイベントなどでの物販収入が大幅に落ち込むことを早期に見越してEC化を進めた結果、主に同社グループの二次的著作物を取り扱うライツ・プロパティ等事業は3年連続で増収増益を維持し、2021年度には営業利益39億円(前年比77%増)・売上高140億円(前年比49%増)を達成した。現在の取り扱いはフィギュアや雑貨など物理商材が中心だが、今回の2商品を皮切りに次世代技術の活用を本格推進していく。

    また、今回の取り組みにより、広く国内外ユーザーから支持を得る一方で長年の課題となっていた「模倣品・海賊版被害」についても、今回の新商品に付属するデジタル正規品証明書およびデジタルカードによって一定の抑止効果をもたらすものと期待しているという。これは購入者(保有者)・提供者(当社)双方の正統性を示すものとなる。

    同社では今後も積極的に新規領域へ挑戦し、既存の知的財産を含む企業価値の全体向上に努めていくとしている。

    ▼FINAL FANTASY VII ANNIVERSARY ART MUSEUM デジタルカードプラス
    https://www.jp.square-enix.com/goods/ff7_artcard/

    ▼ファイナルファンタジーVII BRING ARTS クラウド・ストライフ
    https://www.jp.square-enix.com/goods/ff7_ba/

株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る