ウィットスタジオ、22年5月期は黒字転換に成功 最終赤字5億円を受けてIGポートが経営支援、わずか1年で大きな成果

IGポート<3791>は、2022年5月期の決算発表で、子会社ウィットスタジオが黒字転換に成功したことを明らかにした。数字については開示されていない。引き続き経営改善は実施しているとのこと。

同社は、前の期である2021年5月期においては、最終損失5億0100万円となり、前の期の1億7300万円の損失から赤字幅が拡大するなど経営不振に陥っており、親会社であるIGポートが経営面での支援を行っていたが、実施1年で早くも結果につながった。

IGポート執行役員の郡司幹雄氏が副社長に就任し、経営改善を行ったという。具体的には、

・経営の方向性(戦略)を明確にすること
・作品個別での損益にこだわる思考パターンから長期的なキャッシュフローの獲得を重視する思考に転換
・「不確かな会計・経営知識」が業績の悪化につながったという認識のもと、若手有志に向けて経営・会計・ファイナンスの勉強会を行ったこと。社内に経営・会計・ファイナンスが理解できる若手人材を育成する。

といった取り組みを行ったという。こうした取り組みにより、長期的なシリーズ作品への投資を重要視する方向になった、としている。

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