マーベラスとGモードがroom6と包括的な業務提携…room6開発のゲームのパブリッシングサポートや経営支援、優先交渉権など


マーベラス<7844>と子会社であるジー・モード、room6の3社は、8月4日、インディーゲームにおける包括的な業務提携を行うことを明らかにした。マーベラス、ジー・モードがroom6の企画開発するタイトルへのマーケティング、パブリッシングのサポートを行うほか、room6への財務支援、経営支援、room6が権利保有するコンテンツへの優先交渉権など包括的な内容になっているという。マーベラスとジー・モードは、今後、インディーゲームへの取り組みをさらに強化していく。

また、room6は、2010年より京都出町柳で活動している企業であり、インディーゲーム開発/パブリッシングをはじめとし、スマートフォン向けや家庭用ゲーム機向けのゲーム開発のほか、受託開発、デザイン業務も行っている。現在、国内で注目する個性豊かなインディーゲーム・クリエイターと密接な関係を有しており、プロモーション・開発を支援するとともに、自らもインディーゲームの開発を積極的に推進し、その企画力・開発力は高い評価を受けている。

具体的な支援タイトルとして、2021年第24回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の新人賞を受賞したアドベンチャーゲーム(ADVと略)「アンリアルライフ」や、スマホ向けADV「7年後で待ってる」、Android/iOSアプリ・Nintendo Switch版「World for Two」、直近では2022年4月にAndroid/iOS用ADV「幻影AP-空っぽの心臓-」をリリースするなど、個性的でクオリティの高い作品の開発者をプロモーション面・技術面で支えながら、インディーゲーム市場において多くの固定ファンを獲得している。

また、8月6日・7日に京都市で開催するインディーゲームイベント「BitSummit X-Roads」では、マーベラスは「iGi」がスポンサーブース出展、米国子会社Marvelous USA(ブランド名:Xseed)及びジー・モードがそれぞれゲームタイトル出展、room6も「ヨカゼレーベル」でスポンサーブース出展を予定している。また、ジー・モードブースにおいては、room6との共同開発タイトル「OU」を出展する。