NJホールディングス、22年6月期決算は営業損失8億6900万円と赤字転落 開発案件の中止や終了、遅延で新規案件が受注できず 受注損失引当金も発生

エヌジェイホールディングス<9421>は、本日(8月10日)、2022年6月通期(22年7月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高106億5200万円(前の期比11.2%減)、営業損失8億6900万円(前の期は2億2000万円の利益)、経常損失8億6500万円(同2億0400万円の利益)、最終損失12億3100万円(同9200万円)と減収・赤字転落となった。

・売上高:106億5200万円(同11.2%減)
・営業損失:8億6900万円(同2億2000万円の利益)
・経常損失:8億6500万円(同2億0400万円の利益)
・最終損失:12億3100万円(同9200万円)

ゲーム事業においては、開発案件の中止や終了に加え、開発の遅延などから見込んでいた受注額が獲得できなかったことや新規開発案件の受注が進まなかったことから、計画を大きく下回った。開発タイトルの原価増加の見通しから、売上計上の進捗度が低下するとともに受注損失引当金を計上したことが響いた。

同社グループでは、ゲームスタジオやトライエース、ウィットワン、ウィットワン沖縄、テックフラッグでゲームの開発受託と運営受託等を行っている。

モバイル事業では、サブブランドや格安SIMの訴求により契約獲得数の維持に努めたが、端末販売を伴わないSIM単体契約の割合が増加したことから減収となった。

■2023年6月期の業績見通し
2023年6月期の業績は、売上高107億1000万円(前期比0.6%増)、営業利益1億6000万円(前期は8億6900万円の損失)、経常利益1億5000万円(同8億6500万円の損失)、最終利益7000万円(同12億3100万円の損失)を見込む。

・売上高:107億1000万円(同0.6%増)
・営業利益:1億6000万円(同8億6900万円の損失)
・経常利益:1億5000万円(同8億6500万円の損失)
・最終利益:7000万円(同12億3100万円の損失)
・EPS:13.23円

株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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