中外鉱業、第1四半期決算は売上高106%増の242億円、営業利益5%減の2億3600万円 貴金属関連好調も上海ロックダウンでアニメグッズが大幅減益

中外鉱業<1491>は、8月10日、2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高242億1900万円(前年同期比106.3%増)、営業利益2億3600万円(同5.6%減)、経常利益2億2400万円(同3.9%減)、最終利益2億2100万円(同14.5%増)だった。

・売上高:242億1900万円(同106.3%増)
・営業利益:2億3600万円(同5.6%減)
・経常利益:2億2400万円(同3.9%減)
・最終利益:2億2100万円(同14.5%増)

■貴金属事業
・売上高:230億0900万円(同118.2%増)
・営業利益:2億3500万円(同67.8%増)
貴金属市況において、金価格は、新型コロナウイルス感染症や地政学リスク等の影響から高値圏で推移しているが、インフレ加速による景気後退懸念はあるものの各国の利上げによる影響等を背景に総じて下落基調で推移した。業績については金・白金族の集荷量が当初見込みを上回ったことや宝飾品の販売が好調であったことから堅調に推移した。

■不動産事業
・売上高:3億1600万円(同1404.8%増)
・営業利益:1100万円(前年同期は200万円の損失)
不動産市況においては、住宅ローン減税や低金利の継続等、住宅購買環境は良好であるものの、地価高止まりや建築資材の高騰等、事業環境は厳しい状況の下、都内収益物件の販売を行う等により、業績は改善傾向で推移した。

■機械事業
・売上高:2億5000万円(同21.4%増)
・営業利益:500万円(同100万円の損失)
機械市況においては、電気自動車や半導体関連等の受注増加から内外需ともに回復基調であったことから、業績は改善傾向で推移した。

■コンテンツ事業
・売上高:6億2800万円(同34.2%減)
・営業利益:8700万円(同59.9%減)
コンテンツ事業においては、中国ロックダウンの影響により一部商品に納期遅延が生じたものの、人気タイトルのグッズ販売が好調であったことから、業績は堅調に推移した。

■2023年3月通期の業績見通し
2023年3月通期の業績は、売上高709億円(前期比37.4%増)、営業利益3億8000万円(同35.2%減)、経常利益3億円(同41.1%減)、最終利益2億8000万円(同48.7%減)、EPS0.97円を見込む。

・売上高:709億円(同37.4%増)
・営業利益:3億8000万円(同35.2%減)
・経常利益:3億円(同41.1%減)
・最終利益:2億8000万円(同48.7%減)
・EPS:0.97円

計画に対する進捗率は、売上高34.2%、営業利益62.1%、経常利益74.7%、最終利益78.9%となっている。

・売上高:34.2%
・営業利益:62.1%
・経常利益:74.7%
・最終利益:78.9%

中外鉱業株式会社

会社情報

会社名
中外鉱業株式会社
設立
1932年5月
代表者
代表取締役社長 芳賀 一利
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
1491
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