BOI、大和証券を割当先とした第9回及び第10回新株予約権の発行で約21億8400万円を調達　『恋庭』のシェア拡大、海外版、メタバース化に充当

バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>は、8月19日、大和証券を割当先とした行使価額修正条項及び行使停止条項付第9回及び第10回新株予約権を発行することを発表した。

第9回新株予約権は4500個の発行が予定されており、発行価額は1個当たり5900円。当初行使価額は3475円で、下限行使価額は1738円に設定されている。

一方、第10回新株予約権は1000個の発行が予定されており、発行価額は1個当たり110円。その代わりに当初行使価額は6000円で、下限行使価額も6000円に設定されている。6000円は同社株式の上場来高値圏となり、そこを株価がクリアした場合のみ行使される想定となっている。

2つの新株予約権を合計した資金調達の額は、差引手取概算額で21億8491万円となり、同社はこれを①『恋庭』の市場シェア拡大のための広告宣伝費、②『恋庭海外版』の開発・広告宣伝費、③『恋庭』メタバース化に向けた大型アップデートのための開発・広告宣伝費に充当するという。

なお、今回の資金調達による2022年9月期の同社連結業績に与える影響は軽微な見込み。また、2023年9月期の連結業績に与える影響は、新株予約権の行使により調達した資金は主に開発・広告宣伝費に支出していくが、それに応じた売上高拡大を見込んでいることから、従来から想定している連結営業利益の拡大の見込みに変更はないとしている。