【ゲーム株概況(9/7)】業績上ブレ期待がくすぶる壽屋が7日続伸　メタバースプロジェクト承継の新会社設立のBOIはしっかり　ユークスが大幅続落

9月7日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比196.21円安の2万7430.30円で取引を終えた。米国で8月のISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことで、積極的な金融引き締めが行われるとの見方が強まり、リスク回避の動きが広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、売り優勢の展開の中で、壽屋（コトブキヤ）<7809>が7日続伸となるなど異彩高となった。コトブキヤは、「2022年6月期 決算補足説明資料」を一部加筆した「決算追加補足説明資料」を開示しており、市場でくすぶる業績上ブレ期待があらためて意識されているようだ。

また、前日6日にメタバースプロジェクトの新規事業を承継する新会社を11月に設立することを発表したバンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>が堅調な推移となり、大手ゲーム株では任天堂<7974>とカプコン<9697>もしっかり。

半面、ユークス<4334>が大幅続落し、coly<4175>やアピリッツ<4174>、gumi<3903>も売られるなど、まもなく発表シーズンを控える5～7月決算銘柄が軟調に推移した。

大和証券が投資判断「3」を継続し、目標株価を900円から930円に引き上げたグリー<3632>もさえない。

コムシード<3739>は5日続落し、終値ベースで6月24日以来となる500円割れとなった。