テレビ番組内の音声でNFTを配信するWatch to Earnの実証実験 RKB、エヴィクサー、SUSHI TOP MARKETINGの3社共同で


RKB毎日放送株式会社と、音響透かしという音で情報を伝えるシステムを開発するエヴィクサー、NFTの配布と企画に特化したトークングラフマーケティングを実践するSUSHI TOP MARKETINGは、テレビ番組「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」内でリアルタイム放送音声を活用してNFTを配信するWatch to Earnモデルの実証実験を行うと発表した。


■実証実験の概要
テレビ番組「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」の放送中、EvixarとSTMが提供している、音でNFTを配信するソリューション「Audio Shot」を活用し、番組内でNFTの情報を埋め込んだ音響透かし(※1)を放送する。

視聴者は、番組のリアルタイム放送中、スマホのブラウザでNFT受信用ページ(※2)を立ち上げると、ブラウザが放送音声を検出(※3)し、デジタルコンテンツを受け取ることができる。

(※1)音声信号に電子暗号化した文字や画像などの情報を埋め込む技術
(※2)放送中に番組内で案内予定
(※3)NFT受信用ページで放送音声の受信が確認されると、NFTウォレット(Tofu NFT)の有無を確認する画面が表示され、いずれかを選択するとNFT受け取りが可能となる。

■放送日時
「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」内でのNFT配信実証実験
放送日時:2022年9月21日(水)24時55分

■エンタテ!区~テレビが知らないe世界~について
タイトル:「エンタテ!区」~テレビが知らないe世界~
放送時間:毎週水曜 24:55~25:25
番組概要:テレビ局がまだ知らない「entertainment」や「electronics」で溢れる"e"な世界を体感することで、新しい番組制作の形を追求する番組
HP:https://rkb.jp/e-sekai/

■取り組みの背景
テレビ番組「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」は、AI・VR・ドローン・メタバースなど、最新テクノロジーを活用したこれまでにない番組制作にチャレンジするとともに、番組を通じて得た知見を元にVR空間での取材や番組制作を代行する放送局向けのサービス「メタプロダクション」を発表するなど新規事業の展開を積極的に行ってきた。

今回、世界中で関心の高まる「NFT」を活用した番組制作を通し、テレビ番組の視聴を起点として誰でも簡単にNFTを受け取ることができるWatch to Earnの体験を提供するとともに、放送事業や新規事業でのNFTの活用を目指して実証実験に取り組む。

■Audio Shotとは
Audio Shotは「音響透かし」という技術を用いた、音でNFTを配布するサービス。
YouTubeやライブ配信、店内BGMなどの音源に音響透かしを入れることで、コンテンツに接触したユーザーに対して「接触証明」としてのNFTを配布することができる。

また、Audio Shotは自分のNFT Walletを持たないユーザーに対してもNFTを体験してもらうことが可能。NFT配布後は、このNFTを証票とした「その場に居た証明」「参加証明」をフラグとして、トークングラフマーケティングに応用することができる。

■トークングラフマーケティングとは
トークングラフマーケティングとは、ブロックチェーンの性質を利用し、特定のNFT保持者に対してトークンを送付し商品の認知を獲得するWeb3.0時代における新しいマーケティング手法。

Web2.0ではクッキーというデータによって特定のサイトに訪れたブラウザをマーキングし、リターゲティングすることが一般的なWebマーケティングで使われる手法だったものの、クッキーを使ったマーケティングはユーザーのWeb回遊の個人情報など、ユーザーのデータをプラットフォームが勝手に活用していることに対しての批判が強まってきている。

トークングラフはあくまでユーザーがどんなデジタルデータを所有しているかという主体的な(ユーザー自身がコントロール可能な)データをもとにしているという点で、よりユーザーのプライバシーや自由を尊重したマーケティング手法となっている。

詳細:https://speakerdeck.com/toku168/tokungurahumaketeingutoha-sushi-top-markletingshe


■音響透かし技術とは
音響透かし技術は、音声信号に暗号化を施した文字情報などを埋め込む技術です。Evixarの応用技術では、メディア耐性、秘匿性、残響および雑音耐性に優れ、音質劣化性能も検証済みであるため、様々な用途に応じたソリューションを提供している。

とりわけリアルとリモートのハイブリッドな用途へのサポートを重視し、配信時に施される圧縮や音域カットに耐性があり、テレビ・ラジオや複数のオンライン配信などマルチチャネルへの同時発信も可能。


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