エイベックス、子会社が保有するLINE MUSICの普通株式の一部をLINEに譲渡…譲渡価格は約13億円　持分法適用関連会社から除外に

エイベックス<7860>は、9月26日、連結子会社エイベックス・デジタルが保有するLINE MUSICの普通株式の一部をLINEに譲渡することを発表した。

譲渡するのは、保有する11万9200株のうちの3万2397株の予定で、譲渡価格は13億5800万円。この譲渡に伴い、LINE MUSICは同社の持分法適用関連会社から除外されることになる。

株式譲渡の理由は、LINEがZホールディングス<4689>の連結子会社となり、ZHDグループに参画したことなどを踏まえ、LINEへの株式譲渡によりLINE MUSICの更なる発展が期待されることや、エイベックスにおいても、この株式譲渡により、2022年5月に発表した新中期経営計画「avex vision 2027」で掲げたIP創出への注力と、プラットフォームなどマネタイズ領域の最適化への取組みにおいて、経営資源の有効活用ができるものと判断するに至ったため、としている。

なお、株式譲渡は9月29日と2022年11月の2回に分けて行われる予定。譲渡により、エイベックスは2023年3月期の連結決算において約13億円の特別利益を計上することとなる。

これによる2023年3月期の通期連結業績予想に与える影響については現在精査中であり、今後修正が必要な場合には速やかに開示するとしている。