東宝のアニメ事業、8月中間決算は営業益4割減の41億円 『SPY×FAMILY』や『呪術廻戦』貢献も『ウマ娘』が記録的ヒットとなった前年同期に及ばず


東宝<9602>は、本日(10月12日)、TOHO animationを展開する映像事業の8月中間決算を発表し、営業収入が前年同期比24.1%減の198億5300万円、営業利益が同40.5%減の41億5500万円と減収減益だったと発表した。営業収入の内訳は、アニメコンテンツの利用が67億1100万円、パッケージの販売が18億3400万円、映像作品等に係る美術製作が39億0300万円となった。

「呪術廻戦」や「SPY×FAMILY」「僕のヒーローアカデミア」などの商品化権、動画配信の各種配分金収入が好調に推移したほか、劇場用パンフレットの販売において『トップガン マーヴェリック』が好調に推移したものの、『ウマ娘 プリティーダービー Season2』のパッケージが大きなセールスを記録した前年同期には及ばなかった、としている。

 

東宝では、アニメ事業について、映画事業、演劇事業、不動産事業に続く第4の柱に育成するための取り組みを進めている。、アニメ事業の強化のため「アニメ本部」と、その直下に新部署「TOHO animation」を新設するなど組織体制も強化している。

 

東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
決算期
2月
直近業績
売上高2283億6700万円、営業利益399億4800万円、経常利益427億9000万円、最終利益295億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
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