ガーラ、第2四半期決算でGC注記を解消 『Flyff Universe(フリフユニバース)』リリースで収益が改善 新株予約権の権利行使で財務基盤も安定

  • ガーラ<4777>は、11月11日、2023年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算において、「継続企業の前提に関する重要事象等」(ゴーイングコンサーン、GC)の記載を解消したことを発表した。

    同社は、ゲーム事業でオンラインゲーム事業からスマートフォンアプリ事業を主力事業に移行すべく、スマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』と、『Rappelz(ラペルズモバイル)』の開発とそのビジネスの推進を行ってきた。しかし、『Rappelz(ラペルズモバイル)』は、ゲームのクオリティの向上や機能強化のために開発期間が長期化し、サービス提供の大幅な遅延が生じたことにより収益獲得開始時期が後ろ倒しになったことなどの理由により、売上高が低調に推移していた。

    この結果、同社グループは 2021年3月期において最終損失を、2022年3月期において営業損失と最終損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在していた。

    一方、第2四半期累計期間において HTML5ゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』のサービス提供を開始したことにより売上高が前年同期比で687.0%増加し、全利益項目において黒字化を達成した。また、『Flyff Universe(フリフユニバース)』はリリース後も売上高が順調に推移していることから安定的な収益基盤が確立されたと認識した。

    さらに、第6回新株予約権の全部と第15回新株予約権および第16回新株予約権の一部について、権利行使が行われ、第2四半期連結会計期間末の財務状況が大幅に改善された。

    以上より、同社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況は現時点において存在しないものと判断し、GCの記載を解消した。

株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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