コトブキヤ、第1四半期決算は営業益48.2%増の9億2600万円…『無職転生』ロキシーフィギュアや『メガミデバイス』、にじさんじ関連好調

コトブキヤ<7809>は、本日(11月14日)、第1四半期(22年7月~22年9月)の連結決算を発表し、売上高47億7100万円(前年同期比39.7%増)、営業利益9億2600万円(同48.2%増)、経常利益8億6900万円(同40.1%増)、最終利益6億円(同39.2%増)だった。

・売上高:47億7100万円(同39.7%増)
・営業利益:9億2600万円(同48.2%増)
・経常利益:8億6900万円(同40.1%増)
・最終利益:6億円(同39.2%増)

同社では、国内や北米におけるフィギュア製品やプラモデル製品が好調だった、としている。円安の影響や原材料費の上昇に起因する製品仕入コストの上昇があるものの、1アイテムごとの生産・販売数量の拡大=スケールメリットで吸収したという。

卸売販売については、国内市場では、アニメ『無職転生~異世界行ったら本気だす~』より2022年8月に「ロキシー・ミグルディア」を発売し、フィギュア製品売上に貢献した。自社IP製品においても『メガミデバイス』より「Chaos & Pretty アリス」を発売し、プラモデル製品の売上は好調な推移をみせた。また、プラモデル関連製品である『モデリング・サポート・グッズ』等も堅調な推移をみせ、業績を牽引した。

海外の北米地域では、ロサンゼルスで開催した「アニメエキスポ2022」に出展、次にサンディエゴで開催した「サンディエゴ・コミックコンベンション2022」に出展し、プロモーション活動を積極的行った。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続くものの、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は好調な推移をみせた。

アジア地域では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、プラモデル製品の売上が堅調な結果となった。また、『メガミデバイス』シリーズを中心に『フレームアームズ・ガール』などの自社IPプラモデル製品も堅調な結果となった。

直営店舗による小売販売については、店舗キャンペーンの実施や『にじさんじ』関連商品が好調に推移し、売上は回復基調にある。店舗運営では、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。ECサイトによる通信販売では、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより売上は好調に推移した。


■2023年6月期の業績見通し
2023年6月期の業績は、売上高160億円(前期比11.9%増)、営業利益18億円(同23.0%減)、経常利益17億6000万円(同24.5%減)、最終利益12億2200万円(同24.6%減)、EPS467.05円を見込む。

・売上高:160億円(同11.9%増)
・営業利益:18億円(同23.0%減)
・経常利益:17億6000万円(同24.5%減)
・最終利益:12億2200万円(同24.6%減)
・EPS:467.05円

計画に対する進捗率は、売上高29.8%、営業利益51.4%、経常利益49.4%、最終利益49.1%となっている。

・売上高:29.8%
・営業利益:51.4%
・経常利益:49.4%
・最終利益:49.1%

株式会社壽屋(コトブキヤ)
https://company.kotobukiya.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社壽屋(コトブキヤ)
設立
1953年1月
代表者
代表取締役社長 清水 一行
決算期
6月
直近業績
売上高142億9200万円、営業利益23億3700万円、経常利益23億3200万円、最終利益16億2100万円(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
7809
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