カヤック、9月下旬から11月上旬に4本の新作ハイカジを連続でリリース 円安と新作の貢献で11月19日と20日の週末の売上が過去最高に

カヤック<3904>は、本日(11月24日)、9月下旬から11月上旬にかけて、4本の新作ハイパーカジュアルゲーム(ハイカジ)を連続でリリースしたことを発表した。

また、円安の好影響と4つの新作タイトルの好調を受け、11月19日と20日の週末の売上が過去最高となったことも明らかにした。ブラックフライデーからクリスマス商戦にかけて、例年広告市場が高騰するため、売上の拡大が見込めるという。

同社は、今後、新作タイトル4本を改良し、より多くのユーザーに気軽に楽しんでもらえるハイパーカジュアルゲームを世界に届けていくとしている。

■ハイパーカジュアルゲームチームの人員補強と育成強化、安定的に新作タイトルをリリースできる体制に
同社は、国籍や年齢、性別に関わらず誰でも簡単に楽しめるスマートフォン向けゲーム・ハイパーカジュアルゲームを、2019年11月19日に米国で初めて配信開始した。2020年10月に3作品で1億ダウンロードを達成。2021年にはSensor Towerが発表している世界のアプリダウンロード数年間ランキングにおいて、日本企業1位を獲得。そして2022年8月に11作品で5億ダウンロードを突破した。

2022年に入り、さらなるハイパーカジュアルゲーム事業拡大のため、チームの人員の入替えと増強をし、育成を行ってきた。その結果、テスト本数を増やしながらテスト通過率を維持することができ、年間4本のリリースが過去最高だったところから、わずか2ヵ月内に4本、2022年の当初計画よりも3本多い、7本をリリースという形で結実した。

<新作ハイパーカジュアルゲーム紹介>

■99%が海外市場、ハイパーカジュアルゲームの収益構造
世界のハイパーカジュアルゲーム市場は34億ドル(※1)で、同社ではハイパーカジュアルゲームの収益の大半を日本国外からの広告収益で得ている。カヤックのハイパーカジュアルゲームのインストール数の99%は海外市場で、上位5ヵ国はインド、アメリカ、ブラジル、ロシア、メキシコとなっている(※2)。

2022年は世界的な景気後退によりグローバルな広告市況は悪化しており、カヤックのハイパーカジュアルゲームもその影響を受け、収益となるユーザー平均広告リターン(LTV)が低下している。そのため、チームの人員の入替えと増強・育成をすることで今回のようにリリースできる本数を増やし、また、同社の持つ高い広告クリエイティブ制作能力で広告獲得効率を維持するとともに、利益の拡大を目指している。

※1 出所:Deconstructor of Fun「2022 Predictions #1 The King is back, Merge overheats and Hypercasuals falter」
※2 出所:Sensor Tower 注目のAPACモバイルパブリッシャー - カヤック

■カヤックのゲームエンタメ事業部
同社の主力事業の一つであるゲームエンタメ事業部では、シリーズ累計1000万ダウンロードを超す『ぼくらの甲子園!』シリーズなどソーシャルゲームを開発・運営する一方で、少人数の開発者でシンプルなメカニクスのハイパーカジュアルゲームの開発・運用を手がけている。また現在、ミラティブの開発パートナーとして、ライブゲーミング市場に初参入し、ライブゲームの開発も手がけている。

「つくる人を増やす」という経営理念をもつ同社では、業務時間内に自主制作のゲームを自由につくる時間や社内共有の場を設けるなど、クリエイターの主体性を尊重しながら、新しいゲームづくりのためにアイデア力と技術力の向上を目指している。

<ハイパーカジュアルゲーム紹介>

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る