ミンカブ、ライブドアの子会社化が完了 2024年3月期に連結売上高100億円超を確立へ

  • ミンカブ・ジ・インフォノイド<4436>は、本日(12月28日)、9月28日付で発表したライブドアの子会社化についての手続きが完了したことを発表した。

    ミンカブは、LINEと「livedoor事業」(「ライブドアブログ」「livedoor ニュース」「Kstyle」を中心としたサービス群)を新たに設立する完全子会社ライブドアに対して吸収分割により承継させ、その全株式を取得し、完全子会社化することに合意し、手続きを進めてきた。

    ライブドアは、提供するサービスの月間利用者数の合計が約7000万人にのぼり、ミンカブは既存ユーザーと合わせて8000万人規模のユーザー基盤を有する国内有数のネットメディアグループとなる。また、SNSのフォロワー数が3000万人超と、9月28日開示時点の2400万人から短期間で25%増加するなど、SNS情報発信力が一層強化され、さらに12月より生活情報サイト「livedoor Choice」を共同でローンチし、収益力のさらなる強化を図っている。

    この子会社化によるミンカブの今期の連結業績への影響については現在精査中であり、のれんや顧客資産、ソフトウェアといった償却性資産の計上のほか、競争力強化を目的とした設備投資などの発生を見込んでいる。これについては精査が済み次第速やかに発表するとしている。

    また、ミンカブとライブドアは、生活者全般に亘るユーザー基盤と事業ドメインの拡大、相互のユーザー獲得力の強化、コンテンツの相互の大幅拡充など、相互補完によるシナジーの発揮を目指すほか、広告営業基盤の共通化やメディア運営のノウハウの共有といった両社リソースの有効活用のほか、グループが有するコンテンツ自動生成技術、NFT技術やトークン発行およびトークンエコノミーの運営ノウハウなどの利活用など、様々なシナジーを図っていく。

    なお、同社グループは、ライブドアのグループ化によって、短期的には2024年3月期において連結売上高100億円超を確立させるとともに、グループ事業規模の大幅拡大、収益・サービスの多様化など、新たな成長フェーズへと進化していくとしている。