Cyberstella運営のMurasaki、Avalancheブロックチェーンを提供するAva Labsと提携

2022年2月にオランダを拠点として設立したMurasaki B.V.は、この日(1月13日)、Ava Labsと開発予定のプロダクトにおけるマーケティング・技術提供におけるパートナーシップに合意した。


■本パートナーシップの背景

Murasakiはゲーム・漫画・その他様々なメディアミックスを通じてブロックチェーンに接続したアプリケーション(dApp)を開発するゲームスタジオ。同社は2023年2月末にオープンβ版がリリースする最初のゲームプロジェクト「Cyberstella」のアプリケーションをAvalanche上で開発してきた。

多様なメディアを通じてタイトルを開発するMurasakiに対し、Avalancheブロックチェーンを開発するAva Labsはマーケティングや開発における技術サポートを提供するという内容のパートナーシップに合意した。


■Murasaki開発のファーストタイトル「Cyberstella」とは

CyberstellaはAvalanche C-Chain上で開発されており、コミュニティメンバーがゲームプレイやコミュニティ内での活動を通じて共同で漫画などの作品を制作するIP創造のゲーミフィケーションプラットフォーム。世界各国からコミュニティメンバーが集まり交流している。Crewと呼ばれるアバターを中心に、命名したり設定を考えたりしながらCyberstellaのナラティブを考え、実際に自分で名前や設定を考えたCrewがプロの漫画家によって作品化したり、イラストや動画作品となるプロセスが楽しめる。

 


■Avalancheについて

Avalanche は世界で最も速く、信頼性の高いスマートコントラクトプラットフォーム。斬新なコンセンサス・プロトコルとサブネットにより、Web3開発者は簡単に拡張性の高いソリューションを立ち上げることができる。EVMにデプロイすることも、独自のカスタムVMを使用することもできる。Web3開発者のために設計した環境に優しいブロックチェーンで、好きなものを好きな方法で構築できる。


■Avalancheの技術について

・ハイパフォーマンス:1秒以内に取引を確定し、1秒間に数千件の決済を行うことで、分散型金融アプリケーションがその可能性を最大限に発揮することができる。
・安全性:数千ノードまで拡張可能で、これまでのほとんどのブロックチェーンネットワークに見られた中央集権化のリスクを回避した、真の分散型プロトコルを実現する。
・カスタマイズ:Avalanche上で起動した各ブロックチェーンは、独自のコアロジックとバリデータセットを定義できる。これは、デフォルトでコンプライアンスとプライバシーが守られていることを意味する。