台湾の開発スタジオ迷走工作坊、『台北大空襲』をSteamで2月16日にリリース 過酷な戦渦で生き残りを目指す2.5Dサバイバルアドベンチャー

台湾のアナログゲーム開発スタジオMizoroit Creative Company LTD(迷走工作坊)は、2.5Dサバイバルアドベンチャーゲーム『台北大空襲 Raid on Taihoku』を、Steamで2023年2月16日にリリースする。日本語にローカライズされているとのこと。

本作の舞台となるのは第二次世界大戦末期、日本統治下の台北。1945年5月31日、アメリカ軍の空襲を受ける台北で、記憶を失い台北城をさまよう少女がした。
彼女の名は林清子。台北州立台北第一高等女学校(現:台北市立第一女子高級中学女)の生徒。プレイヤーは清子となって、台湾犬のクロと共に記憶を取り戻しながら、過酷な戦渦で生き残る方法を探していく。
戦闘機による爆撃から逃れるなかで、生き残った人々の悲しみや葛藤に遭遇する。そして清子は、選択がもたらす結果に直面することになる。

『台北大空襲』は、AAAゲームではなく、歴史と人間性の融合と繊細さに注目し、プレイヤーに戦争の恐ろしさや悲しみを体験するアドベンチャーゲームとなる。
台湾総督府(現・総統府)、台湾神社(現・台北圓山大飯店)、台北帝大病院(現・台大病院)、台北駅(取り壊された)、蓬莱町大聖堂(空襲で壊された)、艋舺龍山寺、大稲埕といった当時の街並みや状況を鮮明に再現した。
空襲で記憶を失った清子として、ボードゲーム時代も大人気だった台湾犬クロと一緒に、ゲームを進め、失った昔の記憶を取り戻しつつ、空襲以外の事件にも遭遇していく。清子とクロの他、神父、特高警察、芸者や泥棒といったさまざまな人物も登場する。