カプコン、第3四半期決算を1月30日に発表する予定 9月中間期は大型タイトルの反動で減収減益

カプコン<9697>は、2023年3月期 第3四半期 決算を1月30日に発表する予定。同社は、第3四半期の業績予想については開示していない。中間決算の振り返りを行っていこう。

 

9月中間決算振り返りー大型タイトルの反動で減収減益
2023年3月期の業績見通し

 

■9月中間決算振り返り

9月中間決算は、売上高490億6700万円(前年同期比29.9%減)、営業利益218億9500万円(同24.3%減)、経常利益229億9600万円(同22.6%減)、最終利益161億4200万円(同27.4%減)だった。

・売上高:490億6700万円(同29.9%減)
・営業利益:218億9500万円(同24.3%減)
・経常利益:229億9600万円(同22.6%減)
・最終利益:161億4200万円(同27.4%減)

前年同期に発売した大型タイトル(『バイオハザード ヴィレッジ』とみられる)の反動減で減収減益となった。『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の投入に加え、『モンスターハンターライズ』などシリーズ作を中心としたリピートタイトルの販売などデジタル販売を積極的に推進したことにより、家庭用ゲームソフトの販売本数は2130万本と前年同期を上回った。

業績推移をご覧いただくとわかるが、2022年3月期の第1四半期の売上・利益はイレギュラーと言えるほど強烈だ。減収減益となったが、決して悪い内容ではなく、むしろいい内容だったと見るべきだろう。 

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高1250億円(前期比13.6%増)、営業利益500億円(同16.5%増)、経常利益500億円(同12.8%増)、最終利益365億円(同12.1%増)、EPS173.60円を見込む。

・売上高:1250億円(同13.6%増)
・営業利益:500億円(同16.5%増)
・経常利益:500億円(同12.8%増)
・最終利益:365億円(同12.1%増)
・EPS:173.60円

中間決算は、前期大型新作の反動減により減収減益となったものの、通期計画に対しては順調に進捗した、としている。計画に対する進捗率は、売上高39.3%、営業利益43.8%、経常利益46.0%、最終利益44.2%となっている。

・売上高:39.3%
・営業利益:43.8%
・経常利益:46.0%
・最終利益:44.2%

株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役社長 最高執行責任者 (COO) 辻本 春弘
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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