ソニーG、2023年3月期の営業益を1兆1600億円から1兆1800億円に上方修正　PS5などゲーム分野の収益改善で

ソニーグループ<6758>は、本日(2月2日)、2023年3月期 第3四半期累計の連結業績予想について、売上高及び金融ビジネス収入11兆5000億円(前回予想116兆0000億円)、営業利益1兆1800億円(同1兆1600億円)、税引前利益1兆1200億円(同1兆1200億円)、最終利益8700億円(同8400億円)とし、営業利益と最終利益の見通しを引き上げた。

・売上高及び金融ビジネス収入:11兆5000億円(前回予想116兆0000億円)
・営業利益:1兆1800億円(同1兆1600億円)
・税引前利益:1兆1200億円(同1兆1200億円)
・最終利益:8700億円(同8400億円)

■従来予想からの修正率

従来予想からの修正率は、売上高及び金融ビジネス収入90.0%減、営業利益1.7%増、税引前利益は変わらず、最終利益3.5%増となっている。

・売上高及び金融ビジネス収入:90.0%減
・営業利益:1.7%増
・税引前利益:変わらず
・最終利益:3.5%増

■修正理由

売上高については、従来見通しを下回る見通しとなった。これは映画分野やエンタテインメント・テクノロジー＆サービス分野、イメージング＆センシング・ソリューション分野の売上高が当初想定を下回るため。

しかし、営業利益は改善する。ゲーム＆ネットワークサービス分野で増益を見込むほか、その他／全社（共通）及びセグメント間取引消去の損失が縮小するためだ。

また、為替差損の発生で税引前利益は変わらないものの、法人所得税の減少で最終利益は見込みを上回る。