ZHD、同社と子会社LINE、ヤフーを中心とした合併方針を決定…2023年度中を目処に

Zホールディングス<4689>は、2月2日、同社と子会社のLINE、ヤフーを中心とした合併方針を決定したことを発表した。

同社グループは、変化の激しいインターネット業界において、柔軟かつ機動的な意思決定と経営資源の最適配分を行い、より迅速な事業戦略の推進を可能とするため、また、金融事業については、ガバナンス強化とインターネットサービスとは異なる事業・財務上の施策が必要とされることから、2019年10月に持株会社体制へ移行した。その後、2021年3月のLINEとの経営統合を経て、同社はLINEおよびヤフーにおける事業の選択と集中を進め、経営統合によるシナジーの拡大を最優先課題としている。

今後よりプロダクトファーストの組織体制とし、経営統合によるシナジーの拡大を加速させるため、また2023年度以降の持続的な利益成長、さらには未来を創るための投資原資を得るために、同社ならびに中核子会社であるLINE、ヤフーの3社を中心に、2023年度中を目処に合併を実施する旨の基本方針を決定した。なお、合併の対象会社は同社および同社の完全子会社とする方針だ。

これにより、プロダクトにおいてはより迅速な意思決定のもと、各サービスの連携強化と統廃合を推進して当社グループの全サービスの付加価値を上げることが可能となる

なお、この合併方針に関する詳細（合併当事者、方式、予定など）については未定であり、今後、同社グループにて本合併に関するプロジェクトチームを設置・検討を進め、決定次第速やかに発表する。

また、この合併方針の決議によるZホールディングスの連結業績への直接の影響はないとしている。