MIXI、第3四半期決算は営業利益67.7%増の190億円と大幅増益 主力の『モンスターストライク』が好調

MIXI<2121>は、本日(2月10日)、2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高1048億0200万円(前年同期比24.6%増)、営業利益190億7300万円(同67.7%増)、経常利益128億7300万円(同12.6%増)、最終利益20億2000万円(同72.8%減)だった。

・売上高:1048億0200万円(同24.6%増)
・営業利益:190億7300万円(同67.7%増)
・経常利益:128億7300万円(同12.6%増)
・最終利益:20億2000万円(同72.8%減)

主力の『モンスターストライク』が好調に推移したため、としている。

 

デジタルエンターテインメント事業
売上高は734億5700万円(前年同期比19.7%増)、セグメント利益は318億0600万円(前年同期比24.5%増)となった。

スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げている。第3四半期累計では、「モンスターストライク」は、有力IPとのコラボレーションをはじめ、2022年10月に実施した9周年イベントや年末年始イベントが奏功し、ARPU及びMAUが前年同期を上回ったことで、売上高及びセグメント利益ともに増収増益となっている。なお2022年7月には新作タイトルとして、モンストIPを活用したシリーズ第1弾となる「ゴーストスクランブル」をリリースしている。

 

スポーツ事業
売上高は202億6600万円(前年同期比57.9%増)、セグメント損失は13億1300万円(前年同四半期はセグメント損失42億1800万円)となった。

観戦事業、公営競技事業への投資を行っている。観戦事業では、2022年2月よりプロサッカーチーム「FC東京」を運営する東京フットボールクラブが新たにグループに加わっている。公営競技事業では、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」及びチャリ・ロトで、前第3四半期累計と比較して、オンライン車券販売高が伸びたことで増収となっている。また、「TIPSTAR」は、コストの効率化を進め費用の抑制を図ったことで、セグメント損益は改善している。

 

ライフスタイル事業
売上高は93億3800万円(前年同期比35.0%増)、セグメント利益は7億6700万円(前年同期比38.9%増)となった。家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営している。「みてねみまもりGPS」の販売が好調であったことや、加えて第2四半期よりCONNECTITを新規連結したことにより、年賀状サービスの売上が伸長し、増収増益となっている。

 

投資事業
売上高は16億3300万円(前年同期比46.5%減)、セグメント利益は10億1200万円(前年同四半期比47.0%減)となった。スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っている。第3四半期累計においては、同社グループの出資するファンドの損益を取り込んだことと、同社及びアイ・マーキュリーキャピタルの保有する投資有価証券の売却による収益を計上している。

 

■2023年3月期の業績見通し
2023年3月期の業績は、売上高1420億円(前期比16.4%増)、営業利益230億円(同29.2%増)、経常利益165億円(同6.4%減)、最終利益50億円(同51.3%減)、EPS68.68円を見込む。

・売上高:1420億円(同16.4%増)
・営業利益:230億円(同29.2%増)
・経常利益:165億円(同6.4%減)
・最終利益:50億円(同51.3%減)
・EPS:68.68円

計画に対する進捗率は、売上高73.8%、営業利益82.9%、経常利益78.0%、最終利益40.4%となっている。

・売上高:73.8%
・営業利益:82.9%
・経常利益:78.0%
・最終利益:40.4%

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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