エヌジェイHD、12月中間決算は営業損失2億3700万円と赤字幅縮小 ゲーム開発・携帯販社ともに苦戦続く

エヌジェイホールディングス<9421>は、本日(2月10日)、2023年6月期 第2四半期累計(22年7月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高49億5500万円(前年同期比14.1%減)、営業損失2億3700万円(前年同期は2億5700万円)、経常損失2億4300万円(同2億5800万円)、最終損失2億3700万円(同4億6800万円)だった。

・売上高:49億5500万円(同14.1%減)
・営業損失:2億3700万円(同2億5700万円)
・経常損失:2億4300万円(同2億5800万円)
・最終損失:2億3700万円(同4億6800万円)

 

■売上高

ゲーム事業においては、運営サポート分野では、新規リリースタイトル等に係る受注が順調であるが、開発分野では、小規模や短期で終わる新規開発案件が多く、収益に紐づく人員稼働率の回復が遅れていることや、見積原価総額の増加に伴う進捗率低下により、収益が低下した。モバイル事業においては、来店者数の前年度割れが続くなか、集客イベント等の実施に取り組むも、販売台数は計画を下回った。

 

■営業損益及び経常損益

ゲーム事業においては、上記のとおり、運営サポート分野は受注に伴い順調に利益を伸ばしたが、開発分野での収益性低下の影響が大きく、損益は悪化した。モバイル事業においては、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化に取り組んでおり、利益は回復傾向にあるが、第1四半期の損失を取り戻すには至らなかった。

 

■セグメントの業績

① ゲーム事業
ゲームスタジオ、トライエース、ウィットワン、ウィットワン沖縄及びテックフラッグでゲームの開発受託及び運営受託等を行っている。

売上高については、運営サポート分野では、新規リリースタイトル等に係る受注が順調であるが、開発分野では、小規模や短期で終わる新規開発案件が多く、収益に紐づく人員稼働率の回復が遅れていることや、見積原価総額の増加に伴う進捗率低下により、収益が低下した。この結果、39億1300万円と前年同期と比べ5億6900万円(12.7%減)の減収となった。

セグメント損益(営業損益)については、上記のとおり、運営サポート分野は受注に伴い順調に利益を伸ばしたが、開発分野での収益性低下の影響が大きく、損益は悪化した。この結果、9400万円のセグメント損失(営業損失)(前年同期は1億0900万円のセグメント損失(営業損失)となった。

② モバイル事業
ネプロクリエイトでauショップ等のキャリアショップ及び複数の通信事業者の端末・サービスを取り扱う販売店PiPoPark(ピポパーク)を運営している。

売上高については、来店者数の前年度割れが続くなか、集客イベント等の実施に取り組むも、販売台数は計画を下回った。この結果、10億0900万円と前年同期と比べ2億4500万円(19.5%減)の減収となった。

セグメント損益(営業損益)については、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化に取り組んでおり、利益は回復傾向にあるが、第1四半期の損失を取り戻すには至らなかった。この結果、400万円のセグメント損失(営業損失)(前年同期は2700万円のセグメント利益(営業利益となった。

③ その他
クレジット決済事業等を行っている。売上高については3600万円と前年同期と比べ200万円(6.8%増)の増収となった。セグメント利益(営業利益)については1700万円と前年同期と比べ100万円(7.5%増)の増益となった。